クイックシルバー・プロ・ニューヨークのトライアルが開催。フロリダのアシャー・ノーラン(USA)がワイルドカードを獲得(9/5)

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ASPワールド・ツアー第6戦「クイックシルバー・プロ・ニューヨーク」

2011年9月4-15日 ロング・ビーチ、ロング・アイランド、ニューヨーク

クイックシルバー・プロ・ニューヨークのトライアルが開催。フロリダのアシャー・ノーラン(USA)がワイルドカードを獲得(9/5)

【ロング・ビーチ、ロング・アイランド、NY(2011年9月4日)】クイックシルバーによる世界最大のアクション・スポーツ&ミュージック・フェスティバル「クイックシルバー・プロ・ニューヨーク」がアメリカ東海岸、ニューヨークのロングビーチで開催される。そのイベントのメインイベントは賞金総額100万ドルのASPワールドツアー第6戦「クイックシルバー・プロ・ニューヨーク」。フランス、オーストラリアなどで開催されているクイックシルバー・プロのグローバルシリーズとしては、アメリカ初上陸となる。

ハリケーン・アイリーンによって被害を受けていたイベント・サイトも復旧が完了し、現地時間 8:00(日本時間9/4(日)21:00)よりトライアルが行われた。波のサイズはセット腰胸のパワーのないビーチブレイク。このトライアルの勝者には、メイン・イベントへのワイルドカードが与えられる。現在、大西洋にはアイリーンと対照的な次のストーム・システムがポジショニング。ロング・ビーチに素晴しい波を送り届けるだろうと期待が高まっている。

大野修聖は惜しくもセミファイナルで敗退

今回のクイックシルバー・プロ・ニューヨーク・トライアルには16人のサーファーが参加。その中には大野修聖の名前もあった。大野はラウンド1から出場。ヒート3にゼッケン赤登場したマー大野は、ヒート中盤に分厚いスプレーを上げるカーヴィングターンを駆使し6.50をスコア。バックアップも3.90をマークし、ヒートスコア10.40でクレイ・マルゾーの追撃を振り切り1位でセミファイナルへ勝ち上がった。セミファイナルでは、アシャー・ノーラン、キアヌ・アシン、クレイ・マルゾーと対戦したマー大野。かなり厳しいコンディションのなか、スコアリング・ウェイブを探し続け、4.53、3.07をスコアするもヒートスコア7.60で惜しくも4位敗退となった。

フロリダのアシャー・ノーランが優勝

トライアル・ファイナルはフロリダのアシャー・ノーラン、ハワイのキアヌ・アシン、オーストラリアのギャレット・パークスとジェレミー・ジョンストンの4名。前半からパワフルなバックハンドを武器に6.50をスコアしたキアヌがファイナルを終始リード。しかし、ヒート中盤にレフトの波を掴んだノーランは8.33をスコア。更に終盤にバックアップも7.33にあげ、大逆転でキアヌを抑えてメインラウンドへのキップを手に入れた。

ノーランはロング・ビーチ・ローカル・ワイルドカードのバララム・スタックとともに、クイックシルバー・プロ・ニューヨークのメイン・イベントへ出場。ファースト・ラウンド・ヒートで二度のワールド・チャンピオン・ミック・ファニング(オーストラリア)とヘイター・アルベス(ブラジル)と対戦する。

「今日のコンディションは本当に難しくなると思っていました」と、ノーランが言った。「トライアルの15人のサーファーは、本当に良いサーファーでしたね。ヒート毎勝ち上がろうとしていただけで、ワイルドカードを獲得するなんて考えていませんでした。ニューヨークに来られて最高です。友達と一緒に時間を過ごし、サーフィンもして、街にも行くつもりです。この場所は、たとえ何があっても、最高なシチュエーションなんですよ。前にここで良い成績を残したことがあるので、ここの波のことは結構分かっていたんです。昔のように、あまりコンペティションはやらないですね。でも戦い方は知っています。優勝出来たなんて信じられないですよ。」ノーランはロング・ビーチで毎年開催されるイベントの3度のファイナリストで、ここのブレイクの経験が豊富なのである。

メイン・イベントは、新しいうねりが到着すれば明日の朝スタートする。波情報によれば、早ければ木曜日にファイナルを迎える可能性もあり、連続4日間のコンペティションが行われることを期待している。また、今回は、ASPジャパンの近江俊哉氏とプロサーファーのニック・ミタ、F+編集長つのだゆきによる日本語ライブ放送が行われる予定だ。

注意:コンペティションが明日、スタートするか否かを問わず、公式オープニング・セレモニーが現地午前11時にビーチ・イベント・サイトで行われる。

クイックシルバー・プロ・ニューヨーク ラウンド1ヒート組。

H1:ジョエル・パーキンソン(AUS)、ブレット・シンプソン(USA)、トラヴィス・ロギー(SAfr) 怪我で欠場のジョディ・スミスの交代選手)
H2:ジェレミー・フローレス(FRA)、デーン・レイノルズ(USA)、ゲイブ・クリング(USA)
H3:タジ・バロウ(AUS)、パトリック・グダスカス(USA)、フレッド・パターチア(HAW)
H4:オーウェン・ライト(AUS)、ジャドソン・アンドレ(BRZ)、ボビー・マルチネス(USA)
H5:ミック・ファニング(AUS)、ヘイター・アルベス(BRZ)、アシャー・ノーラン(USA)
H6:ケリー・スレーター(USA)、ダニエル・ロス(AUS)、バララム・スタック(USA)
H7:エイドリアン・バカン(AUS)、アレホ・ムニーツ(BRZ)、コリー・ロペス(USA )負傷したダスティー・ペインの交代選手)
H8:ビード・ダービッジ(AUS)、クリス・デーヴィッドソン(AUS)、CJホブグッド(USA)
H9:ミシェル・ボウレズ(PYF)、ラオニ・モンテイロ(BRZ)、アダム・メリング(AUS)
H10:ダミアン・ホブグッド(USA)、マット・ウィルキンソン(AUS)、ティアゴ・ピレス(PRT)
H11:エイドリアーノ・デ・スザ(BRZ)、ジョシュ・カー(AUS)、カイ・オットン(AUS)
H12:ジュリアン・ウィルソン(AUS)、キーレン・ペロー(AUS)、テイラー・ノックス(USA)

ASPワールド・タイトル・ランキングトップ5(ビラボン・プロ・タヒチ後)
1. ケリー・スレーター(USA)26,950pt
2. ジョディ・スミス(ZAF)26,500pt
3. ジョエル・パーキンソン(AUS)26,200pt
4. エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)22,750pt
5. オーウェン・ライト(AUS)21,900pt



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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