ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア」大会3日目。(10/6)

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ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア」

2011年10月3−14日 クラマス、バリ・インドネシア

オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリは大会3日目。ローカル・サーファーが、大番狂わせを引き起こす(10/6)

day-3-story-image.jpgDarmaputra Tonjo (IND)

【チャングー、バリ/インドネシア(2011年10月5日水曜日)】ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦である「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリ」は大会3日目。昨日までのチャングーからメイン会場となるクラマスへ会場を移動。バリの有名なライトハンド・リーフ・ブレイクは4 - 6フィートまでサイズアップし、男子ラウンド1の残りの8ヒートと男子ラウンド2の最初の4ヒートが行われた。

ナンバーツー・シードのナット・ヤング(USA)が破れる

そんな中、ダンプトラ・トニョ(IND)はラウンド2でイベント最大の番狂わせを引き起こし、ナンバーツー・シードのナット・ヤング(USA)を下した。トニョは、オープニング・ライドで超速スナップとカーヴィングを披露して8.00をスコア。ヤングは逆転に6.67が必要だった。そして最後の5分で掴んだ波で6.10をスコアするも逆転には僅かに届かず敗退となった。

「いくつかの良い波を掴めるようにと、パドルアウトしながら僕は祈った。」と、トニョが通訳に話した。「僕は英語が話せないので、海の中で誰が勝っているのか、試合がどうなっているのか分からなかったんです。試合が終わって、応援してくれた皆が歓声を上げていたので、自分が勝ったんだと思いました。最高にハッピーですよ。」

キアヌ・アシン(HAW)がベスト・バレル。

キアヌ・アシン(HAW)は深いポジションからレイト・テイクオフして、ソリッド・チューブに包まれた。その後、完全にバレルの中に姿を隠したアシンは、ギャラリーの大歓声とともに物凄いスピードでチューブから飛び出し、9.70をスコアした。

「オンショアになって来たから、これがターンヒートかもしれないと思っていました。」と、アシンが言った。「それから、このセットが来て、僕はそれに行ったんです。レイト・テイクオフからスピードをつけて、何とか出口を見つけて、メイク出来たんです。奇跡ですね。ヒートの中で掴んだバレルでは過去最高のものですよ。」

ピーターソン・クリサント(BRA)

ピーターソン・クリサント(BRA)は、トリッキーなコンディションで、エアなどの優れたポテンシャルを発揮。アメリカン・デュオのチェイス・ウィルソン(USA)とジェイク・ハルステッド(USA)を破って、ダイレクトにラウンド3へ勝ち上がった。

「そのヒートは、潮が変わっていたのでハードでした」と、クリサントが言った。「あのヒートの中では、自分を助けてくれるエアをやるつもりでした。あのヒートに勝てたことは巨大なアドバンテージです。ラウンド2をスキップ出来て最高ですよ。」

エヴァン・トンプソン(USA)

フロリダのエヴァン・トンプソン(USA)はヒート12でイアン・ゴウベイア(BRA)と渡辺寛(JPN)を下した。トンプソンはパーフェクトなポジションで波を待ち、スマートなヒートをサーフした。「コンディションは最高とは言えないけど、僕の家では最高の日といえますね。」と、トンプソンが言った。「風はオンショアで、面はガタガタでトリッキー。サイズがあって波数が多かったですね。ここでサーフィン出来て最高ですよ。」

ディラン・ライトフット(ZAF)

ディラン・ライトフット(ZAF)は、同じサウス・アフリカのベイリック・デ・ブリース(ZAF)と日本の加藤嵐を破った。サウス・アフリカのジェフリーズ・ベイ出身のライトフットにとっては、クラマスのような捲れ上がるライトハンダーはお手の物。その知識を今日のクラマスで発揮した。「クラマスは世界で最高に楽しい波の一つですね。」と、ライトフットが言った。「たくさん波がありますが、その中で良い波をピックアップしなければならないんです。2本目の波は、よりクリーンなフェイスを持っていて、良い感じでしたね。スタートから、いくつかの良い波を掴めてラッキーでしたね。そのあとは自信を持って戦えましたから。」

今日の日本勢は全員ラウンド2へ。

また、本日行われた男子のラウンド1では、ヒート12に渡辺寛、13に加藤嵐、14に田中海周、15に新井洋人が登場。しかし惜しくもラウンドアップならず、全員がマンオンマン対決となるルーザースのラウンド2を強いられている。また女子では、ラウンド3のヒート3で大村奈央(JPN)はフェイ・ゾーモールダー(ZAF)、ヒート8で橋本恋(JPN)は、あのココ・ホー(HAW)とマンオンマン対決となる。


オフィシャル波情報によれば、10月6日のコンディションは更に良くなる方向で、現地午前5時30分(日本時間6時30分)に再びプライマリ・イベント・サイトであるクラマスでファーストコールとなる。コンテストが再開されれば、ラウンド2ヒート12に渡辺寛、13に新井洋人、15に田中海周、16 に加藤嵐が登場する。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送り続けよう。がんばろう!日本。



OAKLEY WORLD PRO JUNIOR MEN’S ROUND 1 RESULTS:
Heat 9: Keanu Asing (HAW) 15.37, Nat Young (USA) 11.20, Darmaputra Tonjo (IDN) 8.27
Heat 10: Eziekel Lau (HAW) 10.17, Dale Staples (ZAF) 4.37, Mateia Hiquily (PYF) 1.90
Heat 11: Peterson Crisanto (BRA) 10.67, Chase Wilson (USA) 8.30, Jake Halstead (USA) 7.04
Heat 12: Evan Thompson (USA) 10.37, Ian Gouveia (BRA) 9.76, Kan Watanabe (JPN) 6.97
Heat 13: Dylan Lightfoot (ZAF) 13.16, Beyrick De Vries (ZAF) 11.87, Arashi Kato (JPN) 7.70
Heat 14: Filipe Toledo (BRA) 14.34, Medi Veminardi (REU) 8.84, Kaishu Tanaka (JPN) 6.16
Heat 15: Andrew Doheny (USA) 14.67, Hiroto Arai (JPN) 8.33, Ryan Callinan (AUS) 7.03
Heat 16: Michael February (ZAF) 10.43, Frederico Morais (PRT) 8.16, Keala Naihe (HAW) 10.17

OAKLEY WORLD PRO JUNIOR MEN’S ROUND 2 RESULTS:
HEAT 1: Jack Freestone (AUS) 11.33, def. Ida Bagus Putu Simar (IND) 2.40
HEAT 2: Darmaputra Tonjo (IND) 14.30, def. Nat Young (USA) 13.84
HEAT 3: Dale Staples (ZAF) 8.67, def. Mateia Hiquily (PYF) 8.43
HEAT 4: Shaun Joubert (ZAF) 11.90, def. Deivid Silva (BRA) 9.50

オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・メンズ・ラウンド2:

ヒート5:マルコ・フェルナンデス(BRA)対 イタロ・フェレイラ(BRA)
ヒート6:ギャレット・パークス(AUS)対 マット・バンティング(AUS)
ヒート7:イアン・ゴウベイア(BRA)対 グスタボ・マチャド(BRA)
ヒート8:ベイリック・デ・ブリース(ZAF)対 ウィリアム・アリオティ(FRA)
ヒート9:ミディ・ヴィミナルディ(REU)対 スレード・プレストウィッチ(ZAF)
ヒート10:ライアン・キャリナン(AUS)対 ノア・ディーン(AUS)
ヒート11:フレデリコ・モライス対 ジェイク・ハルステッド(USA)
ヒート12:タナー・ヘンドリクソン(HAW)対 渡辺寛(JPN)
ヒート13:バスコ・リベリロ(PRT)対 新井洋人(JPN)
ヒート14:トーマス・ウッズ(AUS)対 ケアラ・ナイヒ(HAW)
ヒート15:ジョアオ・アブルゥ(BRA)対 田中海周(JPN)
ヒート16:チェイス・ウィルソン(USA)対 加藤嵐(JPN)

オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・ウイメンズ・ラウンド3:

ヒート1:サラ・メイソン(NZL)対 ガブリエラ・レイテ(BRA)
ヒート2:ディミティ・ストイル(AUS)対 レイラ・ハースト(HAW)
ヒート3:フェイ・ゾーモールダー(ZAF)対 大村奈央(JPN)
ヒート4:ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)対 アレッサ・クイゾン(HAW)
ヒート5:フェリシティ・パーメター(AUS)対 ラニ・ドーティー(HAW)
ヒート6:ジョアン・デフェイ(FRA)対 モード・ル・カー(FRA)
ヒート7:フィリッパ・アンダーソン(AUS)対 クインシー・デイビス(USA)
ヒート8:ココ・ホー(HAW)対 橋本恋(JPN)



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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