C.J.ホブグッドが、ASPプライム・ビラボン・アゾレス・アイランド・プロで優勝。

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ASPプライム・ビラボン・アゾレス・アイランド・プロ

2011年9月26日-10月2日 リベイラ・グランデ、サンミゲル、アゾレス

C.J.ホブグッドが、ASPプライム・ビラボン・アゾレス・アイランド・プロで優勝。大野修聖は37位(10/3)

53476.jpgCJ Hobgood & Nate Yeomans © Aquashot / aspeurope.com


【サンミゲル、アゾレス・アイランド(2011年10月1日土曜日)】大西洋の中央部マカロネシアに位置するポルトガル領の群島であるアゾレス諸島のサンミゲル島にて、2011年9月26日〜10月2日の期間でASPプライム「ビラボン・アゾレス・アイランド・プロ」が開催。今回は、女子のASP6スター「ビラボン・ガールズ・アゾレス・アイランド・プロ」も同時開催された。

今シーズンの男子プライムイベントも今回の「ビラボン・アゾレス・アイランド・プロ」を含めサンタクルーズとサンセットと残り3戦。2012年にワールド・ツアーへクオリファイを目指すトップサーファーたちの熱いバトルが繰り広げられた。

そのドラマティンクなファイナルは、プライア・デ・サンタバーバラのトリッキーな3-4フィートのオンショア・コンディションでスタートした。ファイナルを終始、ネイト・ヨーマンズ(USA)にリードされていたC.J.ホブグッド(USA)は、残り時間10分を切ったところで巨大なフロントサイド・エアで9.03をスコア。ほとんどコンビネーションの状況から脱したホブグッドだったが、すぐにヨーマンズも8.33のエクセレント・ライドで応戦。ホブグッドの追い上げを振り払おうとする。だが、決して勝負を諦めないホブグッドは、残り時間2分を切って、巨大なフィン・フリー・スナップを決めて8.50をスコア。僅か10分足らずで掴んだ大逆転劇の勝利だった。

「信じられない最後の5分だったよ。それまでの30分は全くの崩壊モードで、ヨーマンズはすべての波を手に入れていた感じだったね。僕は3ポイント以上をスコアすることができなくて、うなだれていたんだ。どれが良い波で悪い波なのかわからず、精神的にも身体的に、とても厳しいコンディションだった。でも僕は挑み続けて、決してギブアップしなかった。そして、気が付くと僕がリードしていて、ヒートが終わっていたんだ。」

「カムバックすることは良いことだと思うけど、反面、復帰するために自分自身を深い溝に追い込むことは必ずしも良いことだとは思わない。どういうわけか、僕が復帰しようと思うのは、僕がただサーフィンしたいということなんだと思うけどね。(笑)」ミッドイヤーのカットオフでASPワールド・ツアーを追いやられたホブグッドが言った。

「自分のサーフィンを向上させたいんだ。ツアーに参加しているアップカマーの選手達は常にエアをしている。 僕はもう少しそれを僕のゲームに取り入れたかった。それがどんなサーフィンだったかは分からないけど、変えて、それをミックスしようとしていたんだ。アゾレスは初めてだったから、何か違うことをしたかった。何をするのも楽しんでやりたかったんだ。このコンテストに勝てて本当に嬉しいよ。」

ビラボン・アゾレス・アイランド・プロの前まで81位にランクされていたヨーマンズ。チョッピー・コンディションでコントロールされたパワー・サーフィンを見せ、イベントに活気を与えるサーファーのひとりだった。ファイナルでも、洗練されたスナップとダブル・レール・グラブ・エアでホブグッドへプレッシャーを与え続けたが、ホブグッドの終了間際の大逆転で惜しくも2位となった。

また今回のASPプライムイベントには,日本から大野修聖、田嶋鉄兵、辻裕次郎、大澤伸幸が出場。ラウンドオブ96から登場した日本のサムライ達。しかし大澤伸幸3位敗退、田嶋鉄兵も4位敗退となり、残ったのは同じヒートで戦う辻裕次郎と大野修聖だけとなった。

大野修聖は、前半から完全にテールを抜くフォアハンドのビッグ・リエントリー1発で5.27をスコア。そして高速のバックハンドでバックアップとなる4.50をスコア。更にフォアハンドのパワフルなビッグターンで6.40をスコアした大野修聖は、ティアゴ・カマラオに次いで2位でラウンドアップ。辻裕次郎もバックハンドで果敢に攻め6.30をスコアしたがバックアップが見つけられず、惜しくも3位で敗退となった。

翌日行われたラウンドオブ48。4フィートのコンディションで大野修聖は、トニーノ・ベンソン、ショーン・ジュベール、パトリック・グダスカスと対戦した。スローな展開となったヒートで開始10分後に3.53をスコアする大野。その後、4.07をスコアして2位に浮上。ヒート終盤にも5.27をスコアするも惜しくも4位敗退。37位でフィニッシュとなった。今回のイベント終了後、大野修聖のASPワールドランキングは59位、それに辻裕次郎154位、田嶋鉄兵190位、大澤伸幸194位と続く。がんばれ日本。

また女子の6スターでは、ハワイのマリア・マニュエル(HAW)が、フェリシティ・パーメター(AUS)をファイナルで破り、前回のスペインで開催された6スターイベント初ファイナル初優勝に続き、6スター2戦連続優勝を達成。シーズン最終戦で有終の美を飾ったマニュエルは2012年のワールドツアーへのキップを手に入れた。そして、今回も世界の舞台に標準を合わせるナデシコ大村奈央が一人参戦。ラウンドオブ48のヒート1でアラナ・ブランチャード(HAW)らと対戦したが惜しくも3位で敗退となった。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送り続けよう。がんばろう!日本。


ASPプライム・ビラボン・アゾレス・アイランド・プロ・ファイナル
優勝:C.J.ホブグッド(USA)17.53
2位:ネイト・ヨーマンズ(USA)15.33

セミファイナル
ヒート1:ネイト・ヨーマンズ(USA)11.23 def.ジェイ・クイン(NZL)10.67
ヒート2:C.J.ホブグッド(USA)11.46 def.ティアゴ・カマラオ(BRA)

クオーターファイナル
ヒート1:ネイト・ヨーマンズ(USA)14.23 def.ミゲール・プポ(BRA)13.77
ヒート2:ジェイ・クイン(NZL)12.67 def.レオナルド・ニーブス(BRA)8.87
ヒート3:ティアゴ・カマラオ(BRA)13.56 def.。フレデリック・パターチア(HAW)11.40
ヒート4:C.J.ホブグッド(USA)14.60 def.コロヘ・アンディーノ(USA)10.94




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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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