アリツ・アランブルーが、ASP5スター・カブレイロア・パンティン・クラシック・プロで優勝。

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ASP 5スター・イベント「カブレイロア・パンティン・クラシック・プロ」

2011年9月13日-18日 パンティン、スペイン

アリツ・アランブルーが、ASP5スター・カブレイロア・パンティン・クラシック・プロで優勝。辻裕次郎が25位。

AritzAranburuEUKWin_Masurel_0071.jpgAritz Aranburu Claims ASP 5-Star Cabreiroa Pantin Classic Pro

【プラヤ・デ・パンティン、ガリシア-スペイン(2011年9月18日日曜日)】スペインで開催されていたASP5スターイベント「カブレイロア・パンティン・クラシック・プロ」が終了し、アリツ・アランブルー(サラウツ、EUK)が、5-6フィートのタフなオンショア・コンディションで行われたファイナルでサンチァゴ・ムニーツ(ARG)を下し優勝した。サイズアップするメイン・イベント・サイトのパンティンで、ファイナルに勝ち上がるまで4度もヒートを戦わねばならなかった選手達。ウェイブ・セレクションが如何に重要であるかが証明されたファイナルデイとなった。

40分間のファイナルでベスト・ウェイブを掴むため、様々なポジショニングを変えるふたりのファイナリスト。アランブルーはクリティカル・バックハンド・ターンでソリッドな7.17をスコアしてアドバンテージを取った。そして、バックアップ・スコアでムニーツとの差を更に広げ勝利を手に入れた。

「今すごくハッピーです。ファイナルが終わったとき、僕の腕は力尽きて動かなくなっていたよ。でも最高だよ。ファイナルは、セミやその前のヒートのようではなかったとしても、全てが自分にとって上手く行った。波に関してはかなり厳しかったね。何度の何度もパドルバックしなければならなかったからね。でもそれが報われたよ。最高に嬉しい。」

セミファイナルでグレン・ホール(IRL)と対したアランブルーは、2つの最高のライトを掴み、イベントで最も高いヒート・トータルをスコア。ファイナルでもそのリズムを維持し、18歳の対戦相手に、その経験値の違いを見せつけた。

「始めは、それまで通りのライトを狙った。でも、そこに凄いカレントがあるのを見たんだ。それで少し考えを変えて反対側へ行ったんだ。そして、その決断で良い結果を出すことが出来たんだと思う。最後は、これ以上何も出来ないって感じだったよ。もう完全に疲れ切っていて、パドルで戻って来るとき僕の腕は全く力が出なかった。」

ASPワールド・ツアーで活躍するアレホ・ムニーツの弟であるサンチァゴ・ムニーツ(ARG)は、アルゼンチンの旗を掲げてサーフィンし、2位という彼のキャリア最高結果を手に入れた。「僕は、この結果に本当に満足です。最高です。確かに他の選手が望んだように優勝したかったです。でも今はハッピーです。僕はアリツを祝福したいです。彼は素晴らしいコンペティターです。そして、僕はこのパンティンが大好きです。またここに戻ってきたいです。」

ジュニア・サーキットで注目を集めるムニーツは、10月3日からインドネシアのバリ島で開催されるASPワールド・ジュニア・イベントへ参加予定だ。

そして、同時開催だった女子の6スターイベントでは、18歳のハワイアン・センセーションのマリア・マニュエル(HAW) が昨年のイベント勝者であるコートニー・コンローグ(USA)を破り、6スターイベント初ファイナルの初優勝を手に入れた。

また今回のASP6スターイベントには,日本から田嶋鉄兵、辻裕次郎、大澤伸幸、大橋海人が出場。6フィートのハードなコンディションでの戦いを強いられ、大澤伸幸、大橋海人は惜しくもここで敗退。田嶋鉄兵は2位で辻裕次郎の待つR64へ勝ち上がった。大会2日目は前日よりサイズダウンした大会会場においてスタート。第12ヒートに登場した辻裕次郎は、自分のリズムを掴み、レフトとライトのセットでそれぞれ6.67、5.87をスコア。トップでラウンドオブ64を通過。田嶋鉄兵は惜しくも3位敗退となった。

大会3日目には女子6スターからスタート。日本からは大村奈央がR48ヒート10に登場。サラ・メイソンとジャスティーン・デュポンと対戦。大村奈央はミドルセクションから形の良いライトをキャッチ。オフザトップからカットバック、リエントリーとインサイドまで繋ぎ、3.50、2,50をスコアして2位で前半を折り返す。後半に入り、サラ・メイソンがバックハンドで5.67をスコアして2位に浮上。残り時間10分を切り3位の大村が逆転に必要なスコアは5.18と追い込まれた。終盤4.30をスコアして、差を縮める大村奈央だが、惜しくも3位で敗退。6スターで25位に終った。

大会3日目。男子R32が行われ、勝ち上がっている辻裕次郎はヒート6に登場。サム・レンチ、ガブリエル・ヴィラーラン、ギャビン・ジレットと対戦した。ダブルグラブのエアやフロントサイドのエアリバース、レイバックなど、常に攻めのサーフィンを見せる辻裕次郎だが、なかなかスコアが伸びない。現在3位で逆転に必要なスコアは3.98。ヒート終盤にもフロントサイドのエアを成功させ4.57をスコアした辻裕次郎。最後まで果敢に攻めたが惜しくも4位敗退。25位でフィニッシュとなった。

彼らはスペインからポルトガルに移動、9月27日 - 10月2日で行われるASPプライムイベント「ビラボン・アゾーレス・アイランド・プロ」に出場予定。このイベントにはフィリピンで行われるジュニアイベントのため大橋海人は出場しないが、プライムということで大野修聖の名前がクレジットされている。また女子の6スターも同時開催され、大村奈央が出場予定。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送ろう。がんばろう!日本。


カブレイロア・パンティン・クラシック・プロ
男子ファイナル
アリツ・アランブルー(EUK)13.67 def.サンチァゴ・ムニーツ(ARG)8.93
男子セミファイナル
ヒート1:サンチァゴ・ムニーツ(ARG)14.06 def.クリス・フレンド(AUS)9.07
ヒート2:アリツ・アランブルー(EUK)16.84 def.グレン・ホール(IRL)11.84



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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