ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア」大会7日目

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ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア」

2011年10月3−14日 クラマス、バリ・インドネシア

ココ・ホー(HAW)が優勝。大村奈央は5位タイ(10/10)

HoOakleyWJ11SR_7_0036-w.jpgCoco Ho (HAW) takes out the 2011 Oakley World Pro Junior at Echo Beach, Canggu. Credit: ASP/Robertson


【チャングー、バリ/インドネシア(2011年10月10日月曜日)】ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦である「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリ」は大会7日目。ココ・ホー(HAW)が、ハード・バトルが繰り広げられたファイナルでディミティ・ストイル(AUS)を下し優勝した。昨日同様、クリーンな3 - 4フィートのエコービーチ(チャングー)で開催された女子のファイナルデイ。クオーターファイナル、セミファイナル、ファイナルと多くの感動的なパフォーマンスが繰り広げられ、その頂点に立ったのがココ・ホー(HAW)だった。

ココ・ホー(HAW)が優勝。

ココ・ホー(HAW)は、2011年のオークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリの2人の素晴らしいサーファーによって行われたファイナルに勝ち、ディミティ・ストイル(AUS)を下した。ストイルは、スタートから6.17というグッドスコアをマークし攻撃を開始。しかし、ホーは、ファイナルのベストウェイブを確実に捉え、表彰台のトップスポットを勝ちとるために、3年間のエリートASPウイメンズ・ワールド・タイトルレースで培った経験にものを言わせ、彼女の巻き込むようなパワフル・カーヴィングで勝利を掴んだ。

「ここにはASP 6スターイベントで私がいつも戦っている多くのガールズたちがいました。そして、彼女たちは、ASPワールド・タイトル・イベントのガールズに勝るとも劣らない素晴しいサーフィンをしていました。」と、ホーが言った。「私はこれが簡単なイベントだなんて、一度も思わなかった。すべてのガールズたちは8.ポイントや9.00ポイントなどのスコアを今回出していましたから! これはおそらく私にとって今年最後のイベントになると思うので、優勝出来て本当に良かったです。」

ホーは、優勝賞金USD$5000を獲得し、ASPワールド・ジュニア・タイトル・レースをリードする。
しかし、彼女は残りのASPワールド・ジュニア・ツアー・イベントで戦うかどうかを迷っていた。「次のブラジルへ行くかどうかまだ分からないの。」とホーが言った。「私はクラマスでサーフィンするためにここへ来たの。結局は一度もそこでヒートはなかったけど、でもOKよ。チャングーは充分に良い波だったから。」


ディミティ・ストイル(AUS)が2位。

ディミティ・ストイル(AUS)は、来年のASPウイメンズ・ワールド・タイトル・レースに僅か400ポイントが足りずにクオリファイ出来なかった選手である。しかし、ヤング・オーストラリアンは、ファイナルでソリッドないくつかのマニューバーを見せて、彼女が世界のベスト・サーファー達と充分に戦えることを今日証明した。

「凄くハッピーよ。」と、ストイルが言った。「私は、今年ジュニアツアーが初めてで、何が起こるか全く分からなかった。私はいつもガールズ達がサーフする姿をオンラインで見ていました。みんな素晴しいです。こんな初めて参加しもので2位になれたなんて、最高ですよ。ココとのヒートは、自分のベストで行かないと全く歯が立たないのは分かっていました。でも彼女はベストウェイブを全部捕まえてしまったんです。」

ジョアン・デフェイ(FRA)

ジョアン・デフェイ(FRA)は、ラウンド3でフェリシティ・パーメター(AUS)、クオーターファイナルで仲間のフランス人女性、モード・ル・カー(FRA)を下したが、セミでココ・ホー(HAW)を倒すことは出来なかった。とてもハッピーです。でも、2年前のASPワールド・ジュニアで3位になっていたので、それよりも良い成績を残したかったんです。」

アレッサ・クイゾン(HAW)

アレッサ・クイゾン(HAW)は、ディミティ・ストイル(AUS)によって僅差で破れた。クイゾンはイベントで残っている最後のグーフィー・フッター。トリッキーなライトハンダーのチャングーでここまで勝ち上がった。クイゾンは3位タイでフィニッシュして、6500のASPワールド・ジュニア・ツアー・レイティング・ポイントを獲得した。



大村奈央が5位タイ。

見事クオーターファイナル進出を果たした期待のナデシコ、大村奈央(JPN)は、ハワイのアレッサ・クイゾン(HAW)と対戦。バックハンドでクリティカルセクションを攻めるアリッサは、スタートから5.00、7.17とハイスコアを揃え、大村奈央もオフザトップからカットバックのコンビネーションで応戦する。その後もアレッサは、7ポイントを次々とスコア。ベストスコアを塗り替え、大村奈央をコンビネーションに追い込んだ。コンビネーションに追い込まれても素晴しいターンを繰り出し、チャージを繰り返す大村奈央だったが惜しくもここで敗退となった。

それでも大村は、5位入賞で、ASPワールド・ジュニア・タイトル獲得へ向けた5250のレイティング・ポイントを獲得した。「クオーターファイナルまで勝ち上がれて、本当に嬉しいです」と、大村が言った。「でもセミファイナルをメイクしたかったです。アレッサ(クイゾン)は、ベスト・セットをキャッチして、本当に素晴しいサーフィンをしていました。ブラジルでもう一つの良い結果を手に入れることを期待しています。」と言った。

また、ヒート8では今大会最年少の13歳、橋本恋(JPN)がココ・ホー(HAW)とマンオンマン対決となる予定だったが、橋本は体調を崩しコンテストを棄権することとなった。現地ではバリ在住のyescoプロのサポートを受け、コンテストに挑んでいた橋本。本人としてもココ・ホー(HAW)とのヒートを非常に楽しみにしていただけに残念な棄権となった。


大会主催者は、男子のクオーターファイナルからスタートさせるために、再びチャングーで午前6時30分にファーストコールする。


オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・ウイメンズ最終結果:
優勝:ココ・ホー(HAW)15.67
2位:ディミティ・ストイル(AUS)12.84

オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・ウイメンズ・セミファイナル:
ヒート1:ディミティ・ストイル(AUS)15.03 def.。アレッサ・クイゾン(HAW)14.66
ヒート2:ココ・ホー(HAW)15.60 def.。ジョアン・デフェイ(FRA)10.67

オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・ウイメンズ・クオーターファイナル:
ヒート1:ディミティ・ストイル(AUS)16.33 def.。サラ・メイソン(NZL)10.57
ヒート2:アレッサ・クイゾン(HAW)15.83 def.。大村奈央(JPN)8.07
ヒート3:ジョアン・デフェイ(FRA)14.73 def.。フェリシティ・パーメター(AUS)10.83
ヒート4:ココ・ホー(HAW)17.00 def.。フィリッパ・アンダーソン(AUS)14.43

オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・ウイメンズ:ラウンド3
ヒート5:フェリシティ・パーメター(AUS)14.40 def.。ラニ・ドーティー(HAW)11.17
ヒート6:ジョアン・デフェイ(FRA)16.00 def.。モード・ル・カー(FRA)7.66
ヒート7:フィリッパ・アンダーソン(AUS)17.20 def.。クインシー・デイビス(USA)9.67
ヒート8:ココ・ホー(HAW)def.。橋本恋(JPN)(橋本は、病気により棄権)


オークリー・ワールド・プロ・ジュニア・メンズ・クオーターファイナル:
ヒート1:デイヴィ・キャスルズ(AUS)対バスコ・リベイロ(PRT)
ヒート2:ギャレット・パークス(AUS)対イズキール・ラウ(HAW)
ヒート3:コナー・コフィン(USA)対ピーターソン・クリサント(BRA)
ヒート4:カイオ・イベリ(BRA)対アンドリュー・ドヘニー(USA)





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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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