ガブリエル・メディーナが、ASP 6スター・サンミゲル・プロ・サラウツで優勝。

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ASP 6スター・イベント「サンミゲル・プロ・サラウツ」

2011年8月30日-9月4日 サラウツ、バスク・カントリー・スペイン

ガブリエル・メディーナ、ASP 6スター2連勝(9/6)

53227.jpgGabriel Medina © Aquashot / aspeurope.com
0409-Medina_action.jpgGabriel Medina © Aquashot / aspeurope.com

【サラウツ、バスク・カントリー/スペイン(2011年9月4日日曜日)】スペインで開催されていたASP6スターイベント「サンミゲル・プロ・サラウツ」が終了し、17歳のガブリエル・メディーナ(BRA)がファイナルでピーターソン・クリサント(BRA)を下し優勝した。

波が無くウエイティングの日々が続いた「サンミゲル・プロ・サラウツ」。2日間に渡り2ポイントで試合は続けられ、ようやくファイナルまで辿り着いた。ファイナルデイの早朝はオフショアで、3−4フィートのセットの入るコンディションでスタートしたが、次第にオンショアの風雨が強まり、マッシーな3フィートのコンディションでのファイナルとなった。

セミファイナルまで勝ち進んだ4人の強豪ブラジリアンの一角だったメディーナは、そんな難しいコンディションにおいて、素晴しいエアリアル・アビリティを示し、勝利を手に入れた。メディーナは、ベスト10のスコアリング・ウェイブの5本を独占するイベントを通した圧倒的な強さを見せた。

「最高に嬉しいです。神と僕の家族に感謝したいです。彼らは本当に多くのことを僕にしてくれました。いま本当にハッピーです。昨年のこのイベントでは、セミファイナルにおいて僅差でヘイター(アルベス)に破れたんです。今年は良い感じでサーフィンができましたね。優勝を目指してハードにトライしました。そして、全てが上手く行きました。良いサーフボードを手に入れ、自分にとって最高なコンテストでした。ファイナルは良い感じでしたね。ファイナルとしては波は良くなかったですけど、2本の良い波を掴めて勝つことが出来ました。」

メディーナの正念場はセミファイナルだった。彼は、仲間のブラジリアン、ティアゴ・カマラオに逆転は不可能と考えられるコンビネーション・シチュエーションに追い込まれていた。そして残り時間も僅かになり、万事休すのガブリエル・メディーナは、そこで2本の9ポイントを連続スコア。奇跡の大逆転劇を演じてファイナルに勝ち上がったのだ。

「僕は良い波を待たなくてはダメだと思っていたんです。ティアゴが2本の9ポイントを持っていましたから。僕は勝ってファイナルに行きたかったんです。『絶対に諦めないぞ』って思っていました。ティアゴに優先権があって、彼が逃した波で9ポイントが出て、そのあと直ぐにもう一つの波が来て、勝つためのスコアを手に入れることが出来たんです。信じられなかったですね。全く期待していなかったんですよ。」

惜しくも2位となったのは、16歳のピーターソン・クリサント(BRA)。彼は、今年のビラボン・プロ・リオデジャネイロのワールド・ツアー・イベントでワイルドカードを手に入れた選手で、今回もイベントを通して強い印象を与えるパフォーマンスを見せ、信じられないテクニカル・スキルを披露していたサーファーだった。

セミファイナルとファイナルの間には、14人のトップ・エアリアル・スペシャリストによるエクスプレッション・セッションが行われ、17才のコロヘ・アンディーノ(USA)、ローカル・ヒーローのアリツ・アランブルー(EUK)、カナリア諸島のジョナサン・ゴンザレス(CNY)などが出場。メイン・イベント5位のアレックス・リベイロ(BRA)が優勝した。


また今回のASP6スターイベントには,日本から田嶋鉄兵、辻裕次郎、大澤伸幸、大橋海人が出場。かなり厳しいコンディションの中でも大澤伸幸、大橋海人、辻裕次郎は1位で、田嶋鉄兵も2位でラウンド1を勝ち上がった。そのまま続けて行われたラウンド2では、トップシード選手と対戦。全く思うようなサーフィンが出来ないまま全員がそこで敗退。3位だった大澤は49位。田嶋、辻、大橋は4位で73位という結果に終わった。彼らはそのままスペイに残り、スペイン、パンティンで9月13日 - 18日で行われるASP5スターイベント「カブレイロア・パンティン・クラシック・プロ」に出場予定。またこのイベントは女子の6スターも同時開催され、大村奈央が出場予定。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送ろう。がんばろう!日本。


サン・ミゲール・プロ・サラウツ
ファイナル
優勝:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.87
2位:ピーターソン・クリサント(BRA)8.07
セミファイナル
SF 1:ガブリエル・メディーナ(BRA)18.87 def.。ティアゴ・カマラオ(BRA)18.50
SF 2:ピーターソン・クリサント(BRA)18.47 def.。トーマス・ヘルメス(BRA)12.66
クオーターファイナル
QF 1:ガブリエル・メディーナ(BRA)13.60 def.。ウィゴリー・ダンタス(BRA)9.27
QF 2:ティアゴ・カマラオ(BRA)13.17 def.。アレックス・リベイロ(BRA)13.17
QF 3:トーマス・ヘルメス(BRA)15.66 def.。ロマン・クロワートル(REU)10.44
QF 4:ピーターソン・クリサント(BRA)14.56 def.。ニコラス・スクワイアー(AUS)12.60



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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