ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア」がスタート。(10/5)

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ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア」

2011年10月3−14日 クラマス、バリ・インドネシア

ASPワールド・ジュニア・ツアー第1戦「オークリー・ワールド・プロ・ジュニア」がスタート。(10/5)

JabourOakleyWJ11SR_2_0066-w.jpgKiron Jabour (HAW) ASP/Robertson.

【チャングー、バリ/インドネシア(2011年10月4日火曜日)】北アメリカ、サウス・アメリカ、アフリカ、ハワイ、ヨーロッパ、ジャパン、オーストラレーシアといった世界7リージョンから選抜された20才以下の代表選手によるASPワールド・ジュニア・ツアーがインドネシアのバリ島でついに開幕した。

今年から正式にツアーとして3戦行われるASPワールド・ジュニア・ツアーは、今回のバリ、ブラジル、最終戦のオーストラリアの総合ランキングでASPワールド・ジュニア・タイトルを決定する。各リージョンからは、既に世界的に名の通ったトップジュニアを送り込み、ワールドタイトルを目指す。日本からは、男子は渡辺寛、大橋海人、加藤嵐、新井洋人、田中海周、女子は大村奈央、橋本恋が出場している。

大会は既に2日目が終わり、女子のラウンド2と男子のラウンド1のヒート8までが、クタから車で約30分の場所に位置するチャングーで行われた。大会2日目のチャングーは、午後からオンショアが強まり面を乱したものの、リッパブルな3フィートのコンディション。ジュニアとは思えないハイパフォーマンスが連続の熱いヒートが繰り広げられた。

ワイルドカードのディーン・ボウエン(AUS)

男子のオープニングヒートは、ディーン・ボウエン(AUS)、ギャレット・パークス(AUS)、ノア・ディーン(AUS)といったオージー対決。3名の選手はラウンド3へダイレクトに勝ち上がるため、様々な技のレパートリーを披露。そんな熱いバトルをボウエンが制し、ラウンドアップした。

「ギャレット(パークス)とは、ずっと戦っていて、そのヒートでタフな戦いになることは分かっていました」と、ボウエンが言った。「ラウンド1を絶対に勝ちたかったんです。ラウンド2をスキップしたかった。去年はそこで負けたんです。今年はあまり良くない一年でしたね。怪我をして、このツアーにもクオリファイ出来なかった。でも、ASPがワイルドカードを与えてくれたんです。本当に幸運ですね。だからこのチャンスを最大限に利用したいと思っています。」

日本の大橋海人

日本の大橋海人は、日本チームの先陣を切って登場。グーフィー・フッターの大橋は、パワフルなバックハンドの深いボトムターンからのリエントリーから、素晴しいカーヴィングを披露し1位でラウンド3へ勝ち上がった。ヒート終了間際までもつれたクロスヒート。最後に乗ったマルコ・フェルナンデス(BRA)がもしやの逆転かと思われたが、大橋が僅差で逃げ切った。

「僕は英語があまり得意ではないんです」と、大橋が言った。「でも、このヒートに勝てて凄く嬉しいです。波は自分のホームとは全く違った波ですが、凄く楽しかったです。」

キロン・ジャボー(HAW)

またキロン・ジャボー(HAW)は、今日最大のクロスヒートを制し、僅か0.07ポイント差でウィリアム・アリオティ(FRA)を破った。「ヒートのあいだ中、僕はどの波が良いいか探し続けていました」と、ジャボーが言った。「ここでロータイドの時にサーフィンをしたのは初めてでした。ヒート終盤、僕は7.17が必要で、ウィリアム(アリオティ)が最初の波をゲット。僕が2本目の波を掴んだら、僕の波のほうが良くて、勝てたんです。」

デイヴィ・キャスルズ(AUS)

昨年、日本の千葉で行われた4スターイベントで優勝したデイヴィ・キャスルズ(AUS)。彼は、午後のオンショアに変わったコンディションのなかで、プライムやスターシリーズでの経験値の高さを示すかのように、バスコ・リベイロ(PRT)とマット・バンティング(AUS)を粉砕。本日の最高ヒート・トータルとなる17.66をマークした。

「このライトは、かなり興奮しました」と、キャスルズが言った。「いくつかののパント・セクションをゲット出来て嬉しかったです。チャングーはエアに最高な場所ですね。でもクラマスに移れば、バレルとカーヴィングの戦いになる。どちらの準備も万端ですよ。」

カイオ・イベリ(BRA)

昨年のオークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリで第3位でフィニッシュしたカイオ・イベリ(BRA)は、彼のオープニング・ヒートで厳しい戦いを強いられ、11本の波で5.50以上のスコアを出すことが出来なかった。しかしヒート残り時間5分で、フィンフリーなスラッシュとパワーカーヴィングを見せ、8.50と7.27をスコアして、ラウンドアップを果たした。

「自分のヒートはかなり気合いが入っていて、多くの波を掴みました。でも、最後まで自分のベストは取っておく形になり、あの8.50はストークしましたね。サーフボードが調子良いんです。ヒートの前半は何が悪かったのか分かりませんでした。かなり緊張していましたね。僕はクラマスのバレルが大好きなんです。明日、会場が移動出来るなら最高ですね。」

コナー・コフィン(USA)の大番狂わせ

昨年のオークリー・ワールド・プロ・ジュニア・バリ・チャンピオンであるジャック・フリーストーン(AUS)とのシーソーバトルを演じたコナー・コフィン(USA)は、大番狂わせを引き起こした。何度もトップは入れ替わる熾烈なバトルを繰り広げたふたりだったが、パワーハウス・カーヴィングのコフィンに軍配が上がった。

「ジャック(フリーストーン)とはこれまでヒートで戦ったことがないと思います」と、コフィンが言った。「スーパー・ファンでしたね。小競り合いもなく、ただ波を順番に乗っていた感じです。僕たちは友達で、争うなどありませんでした。彼はヒートのあと僕のところへ来て、ハイファイヴしてくれましたよ。そんなコンペティションが好きなんです。」

また、昨日行われた女子のラウンド1では、日本の大村奈央が、パワフルなバックハンドで6.67をスコアしたフェリシティ・パーメター(AUS)に続き2位でラウンドアップ。3位の橋本恋はラウンド2を強いられたが、持ち前のガッツでクリア。

ラウンド2のヒート3で大村奈央(JPN)はフェイ・ゾーモールダー(ZAF)、ヒート8で橋本恋(JPN)は、あのココ・ホー(HAW)とマンオンマン対決となる。



10月5日のコンテストは、現地午前9時(日本時間10時)にプライマリ・イベント・サイトであるクラマスでファーストコールとなる。コンテストが再開されれば、ラウンド1ヒート12に渡辺寛、13に加藤嵐、14 に田中海周、15に新井洋人が登場する。がんばろう!にほん!


OAKLEY WORLD PRO JUNIOR MEN'S ROUND 1 RESULTS:
Heat 1:Dean Bowen (AUS) 15.10, Garrett Parkes (AUS) 14.10, Noa Deane (AUS) 5.23
Heat 2:Kaito Ohashi (JPN) 13.00, Marco Fernandez (BRA) 12.44, Slade Prestwich (ZAF) 7.90
Heat 3:Kiron Jabour (HAW) 14.23, William Aliotti (FRA) 14.16, Joao Abreu (BRA) 11.33
Heat 4:Maxime Huscenot (FRA) 14.74, Thomas Woods (AUS) 13.17, Gustavo Machado (BRA) 7.60 Heat 5:Davey Cathels (AUS) 17.66, Vasco Ribeiro (PRT) 13.83, Matt Banting (AUS) 12.33
Heat 6:Dylan Goodale (HAW) 15.03, Italo Ferreira (BRA) 13.47, Shaun Joubert (ZAF) 10.16
Heat 7:Caio Ibelli (BRA) 15.77, Tanner Hendrickson (HAW) 13.77, Deivid Silva (BRA) 10.94
Heat 8:Conner Coffin (USA) 16.53, Jack Freestone (AUS) 15.57, Ida Bagus Putu Simarai (IDN) 9.36

REMAINING OAKLEY WORLD PRO JUNIOR MEN'S ROUND 1 MATCH-UPS:
Heat 9:Nat Young (USA), Keanu Asing (HAW), Darmaputra Tonjo (IDN)
Heat 10:Dale Staples (ZAF), Eziekel Lau (HAW), Mateia Hiquily (PYF)
Heat 11:Peterson Crisanto (BRA), Chase Wilson (USA), Jake Halstead (USA)
Heat 12:Ian Gouveia (BRA), Evan Thompson (USA), Kan Watanabe (JPN)
Heat 13:Beyrick De Vries (ZAF), Arashi Kato (JPN), Dylan Lightfoot (ZAF)
Heat 14:Medi Veminardi (REU), Kaishu Tanaka (JPN), Filipe Toledo (BRA)
Heat 15:Ryan Callinan (AUS), Andrew Doheny (USA), Hiroto Arai (JPN)
Heat 16:Frederico Morais (PRT), Keala Naihe (HAW), Michael February (ZAF)

OAKLEY WORLD PRO JUNIOR WOMEN'S ROUND 2 RESULTS:
Heat 1:Sarah Mason (NZL) 13.50, Ren Hashimoto (JPN) 4.47, Diah Dewi Rahayu (IDN) 3.84
Heat 2:Alessa Quizon (HAW) 14.50, Leila Hurst (HAW) 9.50, Juliana Meneghel (BRA) 5.83

OAKLEY WORLD PRO JUNIOR WOMEN'S ROUND 3 MATCH-UPS:
HEAT 1:Sarah Mason (NZL) vs. Gabriela Leite (BRA)
HEAT 2:Dimity Stoyle (AUS) vs. Leila Hurst (HAW)
HEAT 3:Faye Zoetmulder (ZAF) vs. Nao Omura (JPN)
HEAT 4:Bianca Buitendag (ZAF) vs. Alessa Quizon (HAW)
HEAT 5:Felicity Palmateer (AUS) vs. Lani Doherty (HAW)
HEAT 6:Joanne Defay (FRA) vs. Maude Le Car (FRA)
HEAT 7:Philippa Anderson (AUS) vs. Quincy Davis (USA)
HEAT 8:Coco Ho (HAW) vs. Ren Hashimoto (JPN)



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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