リップ・カール・プロ・ポルトガルがスタート。激しいバレル合戦でラウンド1が終了（10/17）

Gabriel Medina (BRA), (C) ASP / CESTARI

Tweet
【スーパーチューボス、ペニシェ/ポルトガル（2011年10月16日日曜日）】ASPワールドツアー第9戦「リップ・カール・プロ・ポルトガル」がスタート。クリーンな4～6フィート・プラス（1.5-2メートル）のバレル・コンディションでオープニング・ラウンドが完了した。

2011年のASPワールドタイトル・シーズン全11試合の第9戦である「リップ・カール・プロ・ポルトガル」は、今シーズンのASPワールドタイトル争いの重要な役割を担う試合であると同時に、ワールド・ベスト・サーファーへASPトップ34へリクオリファイするための重要な機会を与える。

ジョエル・パーキンソン（AUS）は、フォアハンドのインスパイアされたチューブ・ライディングで17.87をスコア。オープニング・ラウンドで幸先の良いスタートを切った。「練習で海に入っていた時よりも、僕のヒートの間にコンディションはかなり良くなったね。」と、パーキンソンが言った。「素晴らしかったね。みんなバレルをメイクして、スコアを手に入れていた。」

現在ASPワールド・タイトル・ランキングNo.3のパーキンソンは、前回のフランスにおける、まさかの早期ラウンドでの敗北が、残りのシーズンへの彼の精神的なアプローチをかなり変えたことを認めた。「そのフランスでの敗退は、ワールド・タイトル・レースから僕を離れさせたように思う。」と、パーキンソンが言った。「それは想定外だった。しかし、数日後にはサーフィンをしに行って、フォーカスして楽しむことが出来た。自分にとっては、リセットする良い機会だったと思う。好成績でシーズンをフィニッシュ出来るといいんだけどね。」

先週のフランスで初のエリートツアー優勝を手中に収めた17歳のガブリエル・メディーナ（BRA）は、フォアハンドとバックハンドの圧倒的なディスプレイで、パーキンソンのベストスコアと同じ17.87をマークした。「我々全員、波と戦っていました。」と、メディーナが言った。「ラオニ（モンテイロ）は僕のリーシュに彼の腕を引っ掛けました。それがコンペティションなんです。全員が、勝利のためにハングリーなんです。波は最高に楽しいです。2本の良い波を掴めて、勝ち上がれて嬉しいです。」

シーズン後半に入り、好調なサーフィンを見せているブレット・シンプソン（USA）は、厳しいハイ・タイド・コンディションで行われたラウンド1ヒートを支配した。「潮は夕方になって完全に上げ過ぎだったね。そして、あんな波を手に入れることが出来るなんて思っていなかった。」と、シンプソンが言った。「3人の選手と狭いテイクオフ・スポットを奪い合って、そんなところで波を待っていたくなかったよ。このところのイベントで、いくつかのクロスヒートを戦って何とか切り抜けて来た。今回のポルトガルでは、良い結果を残したいね。」

2011年のASPドリーム・ツアー・ルーキーであるジュリアン・ウィルソン（AUS）は、見事なラウンド1の勝利をスコアした。前回のフランスではキャリアベストの第2位となったウィルソンは、ミゲール・プポ（BRA）とアダム・メリング（AUS）に対し、17.50というヒート・トータルをマークしラウンドアップを果たした。

「前回のイベントでは、すべてが僕の良い方向に進んだ感じがしました。」と、ウィルソンが言った。「僕は自分を信じることができ、自分自身を取り戻すことが出来たから、世界のベストサーファーと戦えたんだと思います。その自信は、このポルトガルへと続いています。ペニシェへ来たのは初めてで、まともなサーフィンは、これが初めてなんです。最高に楽しい波で、予報によれば更に良い波になるみたいですね。」

2011年のASPワールド・タイトルを争う二人のフロントランナーである、現在1位のケリー・スレーター（USA）と、第2位のオーウェン・ライト（AUS）は、それぞれのラウンド1での勝負で見事な勝利をスコア。二人は揃ってダイレクトにラウンド3へ勝ち進んでいる。




RIP CURL PRO PORTUGAL ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Joel Parkinson (AUS) 17.87, Jadson Andre (BRA) 15.47, Fredrick Patacchia (HAW) 11.93
Heat 2: Julian Wilson (AUS) 17.50, Miguel Pupo (BRA) 15.80, Adam Melling (AUS) 10.00
Heat 3: Daniel Ross (AUS) 10.07, Taylor Knox (USA) 9.14, Taj Burrow (AUS) 7.12
Heat 4: Owen Wright (AUS) 14.23, Patrick Gudauskas (USA) 10.34, Justin Mujica (PRT) 4.80
Heat 5: Chris Davidson (AUS) 14.60, Jordy Smith (ZAF) 8.90, Francisco Alves (PRT) 7.67
Heat 6: Kelly Slater (USA) 13.10, Bruno Santos (BRA) 7.53, Travis Logie (ZAF) 4.70
Heat 7: Matt Wilkinson (AUS) 16.43, John John Florence (HAW) 13.50, Adriano de Souza (BRA) 4.87
Heat 8: Gabriel Medina (BRA) 17.87, Raoni Monteiro (BRA) 12.90, Tiago Pires (PRT) 2.79
Heat 9: Damien Hobgood (USA) 14.07, Kieren Perrow (AUS) 13.60, Bede Durbidge (AUS) 6.00
Heat 10: Brett Simpson (USA) 17.43, Heitor Alves (BRA) 6.23, Michel Bourez (PYF) 6.17
Heat 11: Mick Fanning (AUS) 16.10, Adrian Buchan (AUS) 15.77, Kai Otton (AUS) 9.73
Heat 12: Josh Kerr (AUS) 16.30, Dusty Payne (HAW) 16.24, Alejo Muniz (BRA) 10.33

RIP CURL PRO PORTUGAL ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 1: Jordy Smith (ZAF) vs. Bruno Santos (BRA)
Heat 2: Taj Burrow (AUS) vs. Francisco Alves (BRA)
Heat 3: Adriano de Souza (BRA) vs. Justin Mujica (PRT)
Heat 4: Michel Bourez (PYF) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 5: Alejo Muniz (BRA) vs. Fredrick Patacchia (HAW)
Heat 6: Adrian Buchan (AUS) vs. John John Florence (HAW)
Heat 7: Heitor Alves (BRA) vs. Tiago Pires (PRT)
Heat 8: Bede Durbidge (AUS) vs. Kieren Perrow (AUS)
Heat 9: Raoni Monteiro (BRA) vs. Kai Otton (AUS)
Heat 10: Jadson Andre (BRA) vs. Dusty Payne (HAW)
Heat 11: Miguel Pupo (BRA) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 12: Taylor Knox (USA) vs. Patrick Gudauskas (USA)

※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。