2011年11月2-12日 オーシャン・ビーチ、サン・フランシスコ、カリフォルニア
スレーターのASPワールド・タイトル獲得で盛り上がる中、素晴らしパフォーマンスが展開されたオーシャン・ビーチ。(11/4)
Miguel Pupo (BRA), © ASP / SCHOLTZ
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【オーシャン・ビーチ、サン・フランシスコ/カリフォルニア(2011年11月2日水曜日)】ケリー・スレーター(USA)がリップ・カール・プロ・サーチ・サンフランシスコのラウンド3を勝ち上がったことにより、彼の11度目のASPワールド・タイトルが決定した。そんなお祭り騒ぎのなかでも、3~5フィートのオーシャン・ビーチでは優れたパフォーマンスが披露されていた。
オーウェン・ライト(AUS)スロブ・エアリバースで9.77をスコア。
最後までケリー・スレーターとのタイトルレースを戦ったオーウェン・ライト(AUS)は、スレーターのASPワールド・タイトル獲得が決定した直後のヒートで、掘れたレフトハンダーをパワーカーヴィングで激しく攻め立て、スロブ・エアリバースで9.77をスコア。全く乱れないシームレスなフロントサイド・アリーウープでの7.77も含む、
今回のイベント最高点となる17.54をスコアした。
「僕は、あの波が気に入ったんだ」と、ライトが言った。「アウトに到着して、ケリーのヒートの後にブレイクがあると言われて、ヒートがスタートしたのも分からなかった。その後に、MCが僕のスコアをいきなりコールし始めたんだ。僕が今何やった?って感じで楽しかったよ。ケリーのタイトルが決定しても僕の姿勢は何も変わらなかった。ここで良い成績を収めて、今シーズンを素晴しいフィニッシュにしたいんだ。ケリーは素晴しいね。彼にお祝いを言いたい。彼から学びたいんだ。そして彼と戦い、再び頑張ってやってみたい。」
ブレット・シンプソン(USA)がジュリアンを破る。
ブレット・シンプソン(USA)は、ダミアン・ホブグッド(USA)との厳しいバトルの終了間際、残り時間1分でプライオリティーを上手く使い、ノー・グラブ・エアリバースで勝利をものにした。「おかしな話だね。僕がチョープーで、そこのマスターである彼(ダミアン・ホブグッド)を下して、 僕がアドバンテージを持っているはずのフランスで、彼は僕を下した。勝利を得ることは素晴しいよ」と、シンプソンが言った。「僕は、彼とC.J.(ホブグッド)と一緒に旅をしているんだ。彼らは、僕にツアーに関する多くのことを教えてくれた。今朝のコンディションを見ていたけど、最高でよだれが出そうだったね。」
シンプソンはラウンド3でも彼のフォームを維持し、危険なASPワールド・ツアー・ルーキーのジュリアン・ウィルソン(AUS)を破った。このラウンド4進出はASPワールド・ランキングで彼を助けることになるだろう。「今年はかなり良いサーフィンが出来ていると感じているんだ。ここでも自分サーフィンが出来ている気がする。でも、僕には間違いなくポイントが必要なんだよ。」とシンプソンが言った。
キーレン・ペロー(AUS)がファニングを下す。
キーレン・ペロー(AUS)は、ラウンド2でクリーンなバレルをドライブし9.17をマーク。2度のASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)を下した。「それはミック・ファニングと戦うのに必要なものだったね。」と、ペローが言った。「最近の中では、良い感じのヒートの一つだった。ヒートを勝ち上がれて最高だよ。
ファン・コンディションだった。ヒート前半に良いレフトを手に入れたんだ。でも僕は残り時間10分で緊張し始めていたんだ。最後に来たライトを運よくて手に入れられてラッキーだった。良いピークが現れて、レイト気味にドロップイン。ファースト・セクションのビハンドからプッシュした。9ポイントが出て最高だったね。あんな良いスコアが出るなんて知らなかったよ。」
またラウンド3では、現在ASPランキング3位のエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)を下したペローは、 2012年のASPワールド・ツアーヘリクオリファイするための重要なポイントを獲得した。「これは僕にとって、かなりデカい。」と、ペローが言った。「今年は良い結果が一つもなかったので、1つ結果を残してハワイに入りたかったんだ。このサーチのイベントは、長年にわたって自分にとって良いイベントになっている。何故かいつも良い結果が残せるのさ。いつもと違うロケーションに行くことを楽しんでいる感じなんだけどね。今回も家族が一緒で旅を楽しんでいる。今年の終わりを良いフィニッシュにしたいね。」
ミゲール・プポ(BRA)
ラウンド2で、ベテランのカイ・オットン(AUS)と対戦したミゲール・プポ(BRA)は、ヒート開始直後にいきなり 9.10をスコア。更にバックアップも7.33を揃え、コンビネーションで圧勝した。「カイ(オットン)は、あまりにアウトで波を待ち過ぎていましたね。僕はインサイドで彼が波に乗るかどうか見ていました」と、プポが言った。
「僕は、ダブルアップする波を見つけて、それをハイスピードでメイクしたんです。あのようなヒートのスタートは素晴しいですね。やっとツアーに慣れて来た感じましますよ。」サンタクルーズで行われたASPプライムで優勝し勢いに乗るプポは、ラウンド3では、同じグーフィー・フッターのエイドリアン・バカン(AUS)を下し、快進撃を続ける。
「最高の気分ですね。勝利の後は気持ちが良いです。」と、プポが言った。「ここに来ることが出来て嬉しいですね。凄くリラックスして出来ているので、このヒートのような良い波を掴んで、この調子で行きたいです。」
リップ・カール・プロ・サーチ・サンフランシスコ:ラウンド3
ヒート1:マット・ウィルキンソン(AUS)13.40 def.。タジ・バロウ(AUS)13.00
ヒート2:テイラー・ノックス(AUS)14.60 def.。ビード・ダービッジ(AUS)14.57
ヒート3:キーレン・ペロー(AUS)14.10 def.。エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)11.43
ヒート4:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.37 def.。フレデリック・パターチア(HAW)5.36
ヒート5:ミゲール・プポ(BRA)11.87 def.。エイドリアン・バカン(AUS)11.50
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)15.13 def.。ダニエル・ロス(AUS)14.40
ヒート7:オーウェン・ライト(AUS)17.54 def.。アダム・メリング(AUS)12.43
ヒート8:アレホ・ムニーツ(BRA)15.10 def.。ラオニ・モンテイロ(BRA)14.40
ヒート9:ブレット・シンプソン(USA)16.97 def.。ジュリアン・ウィルソン(AUS)10.50
ヒート10:ジョエル・パーキンソン(AUS)13.87 def.。クリス・デーヴィッドソン(AUS)6.50
リップ・カール・プロ・サーチ・サンフランシスコ:ラウンド2
ヒート5:ビード・ダービッジ(AUS)12.00 def.。デーン・レイノルズ(USA)9.17
ヒート6:キーレン・ペロー(AUS)16.34 def.。ミック・ファニング(AUS)12.17
ヒート7:ジョシュ・カー(AUS)10.10 def.。トラヴィス・ロギー(ZAF)9.33
ヒート8:ブレット・シンプソン(USA)16.37 def.。ダミアン・ホブグッド(USA)14.37
ヒート9:ミゲール・プポ(BRA)16.43 def.。カイ・オットン(AUS)8.87
ヒート10:ラオニ・モンテイロ(BRA)14.66 def.。ダスティー・ペイン(HAW)10.86
ヒート11:ティアゴ・ピレス(PRT)14.33 def.。ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
ヒート12:テイラー・ノックス(USA)15.73 def.。ジャドソン・アンドレ(BRA)12.40
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。