2011年10月18~23日 アルポラドル・ビーチ、リオデジャネイロ/ブラジル
コロヘ・アンディーノが、クイックシルバー・ブラジル・オープンで優勝し、ASP 6スター2連勝。大野修聖は25位。(10/24)
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【アルポラドル・ビーチ、リオデジャネイロ/ブラジル(2011年10月23日日曜日)】10月18日からブラジルのリオデジャネイロで開催されていたASP6スターイベント「クイックシルバー・ブラジル・オープン」が終了し、17歳のコロヘ・アンディーノ(USA)がファイナルでヒズノメ・ベテーロ(BRA)に大逆転の劇的な勝利を収めた。抜けるような青空に迎えられたファイナルデイは風も弱く、クリーンな3-4フィートのコンディションでスタート。アンディーノはファイナルで彼の持つトリックの数々のレパートリーを駆使しベテーロを下した。
「本当にタフなファイナルでした」と、コロヘ・アンディーノが言った。「良いイベントを戦って来た素晴らしいサーファーとの戦いなのは分かっていました。僕たちは、どちらも良い波を掴んだんですが、負けるかもしれないと思った瞬間がありました。それは長い時間、波が全く入ってこなかったんです。でも再び波が入って来て、あの2本の波のエアを成功させて、グッドスコアをゲットして優勝出来たんです。」
先週、サンパウロで行われた「スーパーサーフ・インターナショナル」でも優勝していたアンディーノは、6スター2連勝。ASPワールド・ランキングで24位までジャンプアップし、2012年のドリーム・ツアーのスポットを固めた。
「僕に言えることは、ブラジルが素晴らしかったということだけです。」と、アンディーノが言った。「素晴しい場所での最高のサポートに感謝しています。食べ物も美味しいし、自分にとっては波が素晴らしかったですね。ここでの自分の結果はエクセレントでした。ランキングも上げることができました。でも、戦いを止めるつもりはありません。まだASPワールド・ツアーに入れた気分ではないですからね。良いサーフィンをすることだけを考えてここに来ました。そして、それを楽しんで2つのコンテストで優勝出来たという感じです。だから、この同じ姿勢を続けるつもりです。」
ファイナルで、ベテーロは7.5でスタート。空かさずアンディーノはロングレフトで8.83をスコアしてリードを奪う。そのあとベテーロは、地元応援団に後押しされてフロントサイドのエアリバースで9.07をスコア。その後、凪の状態が続き、ふたりはスコアリング・ウェイブを待ち続け、アンディーノはインサイドよりで波を待った。残り時間8分で優先権を持っていたベテーロが、レフトを掴むもクローズアウト。アンディーノは、ライトにテイクオフしエアリバースを完全にメイクし8.40 をスコアしてリードをとる。ベテーロが逆転に必要なスコアは7.66。3つのビッグターンをメイクするもスコアは7.40で僅かに逆転出来ず。対するアンディーノは、更にライトをキャッチして、巨大なエア・リバースをメイクして9.10をスコア。劇的な逆転劇を演じて優勝賞金U$ 20,000と3,500ポイントを獲得した。
「僕はベストを尽くした」と2位となったベテーロが言った。「僕は本当に良い波を掴んで、4つのビッグターンとエアをメイクして9.07をスコアした。彼はエアだけで、さらにより高いスコア(9.10)を手に入れたんだ。でも、それは、ジャッジが判断すること。だよね? でも、この結果は最高だよ。随分、表彰台からご無沙汰してしまっていたんだ。でもそれがコンテスト。誰かが勝って、2番になるのが僕の番だったてことだね。優勝するまで戦い続けるつもりだよ。」
また今回のイベントには,日本から大野修聖が出場。ラウンドオブ96から登場した日本のサムライ、マー大野。ヒート中盤に掴んだレフトで深いボトムターンから、ホワイトウオーターへアプローチ。フローター気味にセクションを繋ぎ、最後に特大のスプレーを上げるフィンスローのオフザトップ・スナップで6.47をスコア。さらにバックアップも5.13を揃え、2位でラウンドアップした。そして、ラウンドオブ48ヒート7では、ブラジルのティアゴ・カマラオ、カリフォルニアのエヴァン・ガイゼルマン、ハワイのキロン・ジャボーといった強豪達と対戦。5.83、5.90をスコアし11.73をマークするも惜しくも3位で敗退。25位でフィニッシュとなった。今回のイベント終了後、大野修聖のASPワールドランキングは前回までの66位から67位へダウン。
次回、大野修聖は、2011年10月26日からアメリカのサンタクルーズにてスタートするASPプライム「オニールコールド・ウォータークラシック」に出場予定。これには辻裕次郎もクレジットされている。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送り続けよう。がんばろう!日本。
ASP6スターイベント「クイックシルバー・ブラジル・オープン」最終結果
優勝:コロヘ・アンディーノ(USA)17.50
2位:ヒズノメ・ベテーロ(BRA)16.57
セミファイナル
SF 1:コロヘ・アンディーノ(USA)13.80 def。レオナルド・ニーブス(BRA)13.73
SF 2:ヒズノメ・ベテーロ(BRA)15.0 0def。フリーペ・トリード(BRA)8.93
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。