リップ・カール・プロ・サーチ・サンフランシスコが、オーシャン・ビーチでスタート。(11/2)

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ASPワールド・タイトル・イベント第10戦「リップ・カール・プロ・サーチ・サンフランシスコ」

2011年11月2-12日 オーシャン・ビーチ、サン・フランシスコ、カリフォルニア

リップ・カール・プロ・サーチ・サンフランシスコが、オーシャン・ビーチでスタート。(11/2)

wilkinson3066sanfran11kirstin1.jpgMatt Wilkinson (AUS), © ASP / SCHOLTZ


【オーシャン・ビーチ、サン・フランシスコ/カリフォルニア(2011年11月1日火曜日)】ASPワールド・タイトル・イベント第10戦「リップ・カール・プロ・サーチ・サンフランシスコ」がスタートした。コンテストは、クリーンな3~5フィートのオーシャン・ビーチでラウンド1とラウンド2の4ヒートまでが行われた。

2011年のASPワールドタイトル・シーズン全11試合の第10戦である「リップ・カール・プロ・サーチ・サンフランシスコ」は、今シーズンのASPワールドタイトル争いの重要な役割を担う試合であると同時に、ワールド・ベスト・サーファーにASPトップ34へリクオリファイするための重要な機会を与える。

マット・ウィルキンソン(AUS)本日のベストヒートトータルをマーク

マット・ウィルキンソン(AUS)は、今日のビーチブレイク・コンディションを大いに楽しみ、彼のフォアハンドでクリーンなバレルをメイク。さらにテールをドリフトさせるバックハンド・ターンで、本日のベストヒートトータルとなる16.53をマークした。「海の中ではスコアが全く聞こえないから辛かった。」と、ウィルキンソンが言った。

「僕はスタートからファン・レフトをつかみ、それをバックアップするファン・ライトを手に入れた。僕は、そのスコアはかなり強力だと感じていたけど、ミシェル(ボウレズ)もかなり気合いが入っていたから、これで安全だとがは思っていなかったよ。でも凄く楽しいヒートだった。物凄くパドルはしたけど、それに値する最高の波だったんだ。良い波がたくさんあったよ。」

ケリー・スレーター(USA)は11まであと1つ。

昨年のリップ・カール・プロ・サーチ・チャンピオンである、ケリー・スレーター(USA)は 、彼のサンフランシスコでのオープニング・キャンペーンをキッチリ決めて、コミットメントのターンといくつかのバレルをナビゲート。16.03のヒート・トータルでラウンド1を勝ち上がった。「昨日の夕方ここでサーフィンしたんだけど、波はかなり厳しい感じで、ほとんどフラットに近かったね。しかも、ブーツにグローブ、ヘッドキャップ付って感じだった。今日は復活して、ラバーのないウエットでOKだった。助かったよ。今日のコンディショッはかなり楽しかった。水はJベイより冷たいと思っていた。でも、それほどではないよ。」

2011年のASPワールド・タイトル・レースを争う、10タイムASPワールド・チャンピオンでカレントリーダーのスレーター。今回のリップ・カール・プロ・サーチで9位でフィニッシュ出来れば、前人未到の11度目の王冠を手に入れることが出来る。現状として、他の選手に対し圧倒的なリードを取っているスレーターだが、その件に関しては謙虚な姿勢を崩さない。

「それに関してはリラックスして挑んで行くつもりだよ。非常に張りつめたシチュエーションなので、リラックスして、それを乗り越えたいね。」と、スレーターが言った。「僕がヒートに勝ったことで、他の選手はこの2つの試合で優勝しなくてはならない。だから彼らにはかなりプレッシャーだと思う。僕がリラックス出来るとは思わない。他の選手は集中しなければならず、そういう時に何かマジックが起こる可能性があるんだ。それがコンペティションなんだ。僕は、その可能性を否定出来ない。かなり接戦なんだ。このイベントで、タイトルを獲得するためには、4つの良い波をキャッチする必要がある。」

明日はアンディの命日。

また、スレーターは明日が他界したアンディ・アイアンズ(HAW)の一周忌であることを決して忘れていなかった。明日11度目の世界タイトルを獲得しても、まずアイアンズへの哀悼の気持ちが優先されることを語った。 「地球のトロフィーはクールだ。僕が次のラウンドでタイトルをメイクすることが出来るならば、このコンテストに優勝したいと思う。」と、スレーターが言った。「明日は、アンディの一周忌なんだ。ちょうど1年前、それは彼を思い出のなかの悲しく幸福な日になるだろう。そして、皮肉にも僕がその日にワールド・タイトルを獲得することができるならば、それはアンディの思い出の次のものになる。」

パトリック・グダスカス(USA)

ASPワールド・ランキングで現在No.34のパトリック・グダスカス(USA)は、シャープなバックハンド・サーフィンと長いライト・バレルで、重要なラウンド1の勝利をもたらした。「オフショアが吹いていて楽しい波だった」と、グダスカスが言った。最高のレフトを掴んだけど、それを探すのに苦労したよ。それは最高の波だったね。今年は自分にとってトリッキーな一年だった。クロスヒートが多くて、僅差で破れてショックだったよ。だからフリーサーフィンのような気分でやったんだ。フルスーツを着てホームでやっている気分さ。このコンディションは大好きなんだ。」

サメ出現?

また、前回のリップ・カール・プロ・ポルトガルで優勝している、ASPワールド・タイトル・レースNo.3のエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)は、その勢いのまま、ビード・ダービッジ(AUS)とトラヴィス・ロギー(ZAF)をラウンド1で粉砕。オーシャン・ビーチのラインアップですぐにリズムを掴んだジョディ・スミス(ZAF)も、プログレッシブ・ハワイのダスティー・ペイン(HAW)を下しラウンド3へラウンドアップ。

そのダスティー・ペインは、オーシャン・ビーチ・ラインアップをクルージングしているサメを発見したためにヒートを早く切り上げて海から上がった。「僕は波待ちしているとき、ラインアップで何かを見たんだ。」と、ペインが言った。「前にイルカを見たことはあるけど、それはイルカでなかった。見たこともないデカイひれを持っていて、まっすぐ僕のほうに向かって来たんだ。波は最悪だったし、サメと戦うより海から上がることを選んだんだ。」

RIP CURL PRO SEARCH SAN FRANCISCO ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Adam Melling (AUS) 12.50, Taylor Knox (USA) 10.80, Joel Parkinson (AUS) 10.50
Heat 2: Adriano de Souza (BRA) 13.60, Jadson Andre (BRA) 11.43, Dane Reynolds (USA) 9.00
Heat 3: Taj Burrow (AUS) 12.67, John John Florence (HAW) 10.67, Daniel Ross (AUS) 7.00
Heat 4: Jordy Smith (ZAF) 15.10, Dusty Payne (HAW) 7.87, Tom Whitaker (AUS) N/S
Heat 5: Fredrick Patacchia (HAW) 14.67, Owen Wright (AUS) 6.10, Dillon Perillo (USA) 4.86
Heat 6: Kelly Slater (USA) 16.03, Kai Otton (AUS) 10.90, Dean Brady (AUS) 9.97
Heat 7: Patrick Gudauskas (USA) 15.10, Julian Wilson (AUS) 11.43, Tiago Pires (PRT) 9.33
Heat 8: Matt Wilkinson (AUS) 16.53, Michel Bourez (PYF) 16.23, Raoni Monteiro (BRA) 9.77
Heat 9: Gabriel Medina (BRA) 14.50, Miguel Pupo (BRA) 11.10, Kieren Perrow (AUS) 9.77
Heat 10: Adrian Buchan (AUS) 16.40, Bede Durbidge (AUS) 16.33, Travis Logie (ZAF) 10.37
Heat 11: Chris Davidson (AUS) 16.10, Damien Hobgood (USA) 12.26, Mick Fanning (AUS) 11.10
Heat 12: Alejo Muniz (BRA) 11.10, Josh Kerr (AUS) 10.77, Brett Simpson (USA) 9.30

RIP CURL PRO SEARCH SAN FRANCISCO ROUND 2 RESULTS:
Heat 1: Owen Wright (AUS) 11.16 def. Dean Brady (AUS) 8.07
Heat 2: Joel Parkinson (AUS) 8.60 def. Dillon Perillo (USA) 6.50
Heat 3: Julian Wilson (AUS) 13.57 def. Taylor Clark (USA) 8.76
Heat 4: Daniel Ross (AUS) 14.00 def. Michel Bourez (PYF) 12.00

RIP CURL PRO SEARCH SAN FRANCISCO REMAINING ROUND 3 MATCH-UPS:
Heat 5: Bede Durbidge (AUS) vs. Dane Reynolds (USA)
Heat 6: Mick Fanning (AUS) vs. Kieren Perrow (AUS)
Heat 7: Josh Kerr (AUS) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 8: Damien Hobgood (USA) vs. Brett Simpson (USA)
Heat 9: Miguel Pupo (BRA) vs. Kai Otton (USA)
Heat 10: Raoni Monteiro (BRA) vs. Dusty Payne (HAW)
Heat 11: Tiago Pires (PRT) vs. John John Florence (HAW)
Heat 12: Taylor Knox (USA) vs. Jadson Andre (BRA)



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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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