厳しいコンディションでもトップシードがクォーターファイナルへ(4/2)

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ASPワールドツアー第2戦/リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ pres. by スニッカーズ

2010年3月30日-4月10日 ベルズ・ビーチ、トーキー、ビクトリア、オーストラリア

厳しいコンディションでもトップシードがクォーターへ(4/2)

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ステファニー・ギルモア(AUS)

ch2rcpbb10big.jpgChelsea Hedges (AUS), © ASP / SCHOLTZ【ベルズ・ビーチ、ビクトリア/オーストラリア(2010年4月2日金曜日)】コンディション不良のため、2日間連続で延期を強いられていたASPウイメンズ・ワールドツアー第2戦である「リップカール・ウイメンズプロ・ベルズビーチ・プレゼンテッドバイ・フォード・フィエスタ」が再開。オンショアの1-2フィートのスモールコンディションのなか、ラウンド3が終了した。メンズの「リップカールプロ・ベルズビーチ・プレゼンテッドバイ・スニッカーズ」はスタートしていない。

ウイメンズのウエイティング期間は4月5日の月曜日と10日まであるメンズよりも短く、期間中にあまり良い波が期待出来ないため、今日のコンディションを利用してコンテストを行った。そんなトリッキーなオンショアと不安定な波のなか、イベントを支配したのはトップ・シードで、8ヒートのうち8名がトップシード選手だった。

そんな中、今日の最高ヒート・トータル14.54をスコアしたのは、2005年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのチェルシー・ヘッジス(AUS)。ロザンヌ・ホッジ(ZAF)をさっさと片づけてクォーターへ勝ち進んだ。

「トリッキーで、壁になる本当に良い波を選択することが鍵だった」とヘッジスが言った。「1本の良い波とその他の2本を手に入れたけど、波のトップでちょっと引っかけてしまったわ。ずっと波を待って、バックアップの波を手に入れることが出来なかった。でも、勝ち上がるには充分かなと思ったの。アウトでは何も聞こえなかったから、どうなっているのか分からなかった」

09年のASPウイメンズ世界2位で、昨年、圧倒的な勝利でベルズ・トロフィーを手にしたシルヴァナ・リマ(BRA)は、今日の午後、最も際立ったサーフィンを見せ、2010年のワールド・ツアー・ルーキー、ニキータ・ロブ(ZAF)を下し、クォーターファイナルへ駒を進めた。

「コンディションは、本当にバンピーでホームのブラジルによく似ていた。パーフェクトな波でないわね」とリマが言った。「でも楽しい波だったわ。最高ではないけど、それほど悪くはなかった。多くのマニューバーを描けなくて、良い波をゲットするのが難しかったわ」リマは、コンペティションが再開するとき、 クォーターファイナルでヘッジスと戦う。

lima0692bells10kirstin_l.jpgシルヴァナ・リマ(BRA)2009年のASPウイメンズ・ワールドツアー・新人王を獲得した18歳のココ・ホー(HAW)は、今朝のオープニング・ヒートで2010年のASPドリーム・ツアー・ルーキー、リー・アン・カレン(FRA)に対し、センセーショナルな大逆転勝利を収めた。

「それは、確かに緊張したわ」とホーが言った。「本当にハードコンディションで、前半に波に乗り過ぎて、何度かミスをしたの。それが昨日のエイプリルフール・ジョークだったと思う。マザーネイチャーが私に仕返ししたの。でもラッキーだったわ。最後の波を手に入れる事が出来て。リー・アンはリッピングをしていて凄かった」ホーは、クォーターファイナルで、サリー・フィッツギボンズ(AUS)と戦う。

3XASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンで現在のレイティング・トップのステファニー・ギルモア(AUS)は、ワイルドカードで出場している16歳のタイラー・ライト(AUS)に対して、クロスヒートを生き残った。ワールドツアーイベントで優勝した最年少サーファーとしてASP記録を保持するライトは、過去にギルモアを破ったこともあり、今日の厳しいコンディションにおける本当の脅威だった。

「実際のところ、ただ波を待っていただけ」とギルモアが言った。「かなりハードなヒートで、私たち二人とも、かなり失望したと思う。私たち二人は、いくつかの大きなミスを犯した。最終的にはタイラー(ライト)はそれでヒートを失ったと思う」

「そのヒートは、次のラウンドに進むために自信をつけられるヒートではなかったわ。ちょっと残念だったけど、勝ち上がれて、より良い終わりを手に入れて良かった思う」2度のリップ・カール・ウイメンズ・プロの優勝者であるギルモアは、クォーターでレベッカ・ウッズ(AUS)(25)と戦う。


イベント主催者は、明朝、午前7時30分に、午前8時のスタートを目指し、再びファーストコールする。

リップ・カール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド3結果
ヒート1:ココ・ホー(HAW)11.47 .リー・アン・カレン(FRA)10.93
ヒート2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)9.83 カリッサ・ムーア(HAW)8.80
ヒート3:レベッカ・ウッズ(AUS)7.87 ページ・ハレブ(NZL)7.23
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)9.00 タイラー・ライト(AUS)8.60
ヒート5:シルヴァナ・リマ(BRA)14.00 ニキータ・ロブ(ZAF)8.34
ヒート6:チェルシー・ヘッジス(AUS)14.54 ロザンヌ・ホッジ(ZAF)12.33
ヒート7:メラニー・バーテルス(HAW)12.17 ジェシー・マイリー-ダイヤー(AUS)9.67
ヒート8:ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)13.17 クレア・ベビラックァ(AUS)10.44

リップ・カール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ・クォーターファイナル:

QF 1:ココ・ホー(HAW)対サリー・フィッツギボンズ(AUS)
QF 2:レベッカ・ウッズ(AUS)対ステファニー・ギルモア(AUS)
QF 3:シルヴァナ・リマ(BRA)対チェルシー・ヘッジス(AUS)
QF 4:メラニー・バーテルス(HAW)対ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)


オフィシャルサイト

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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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