今年もギルモアか。ステファニーが開幕優勝。(3/6)

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ASPウイメンズ・ワールドツアー第1戦/ロキシー・プロ・ゴールドコースト

2010年2月27日ー3月10日 スナッパーロックス、クイーンズランド、オーストラリア

今年もギルモアか。ステファニー開幕優勝。(3/6)

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ステファニー・ギルモア(AUS)とメラニー・バーテルス(HAW):(C) ASP/ショルツ


【スナッパー・ロックス、クイーンズランド/オーストラリア(2010年3月6日土曜日)】2010年のASPウイメンズ・ワールド・ツアーの開幕戦である「ロキシー・プロ・ゴールドコースト」が終了。2-3フィートのコンディションで行われたファイナルにおいて、3Xワールド・チャンピオンで、ディフェンディング・チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)が、メラニー・バーテルス(HAW)を破り優勝。4年連続世界タイトルに向けて幸先の良いスタートを切った。

昨年と全く同じ組み合わせでのファイナルとなったロキシープロ2010。2005年、17才の時にワイルドカードで優勝してから、ギルモアはロキシー・プロ・ゴールドコーストの長年の優勝候補となり、今シーズンも彼女のホームブレイクに詰めかけた多くのギャラリーの期待に応えて、圧倒的な勝利を手に入れた。

「間違いなくドリーム・スタートね」とギルモアが言った。「ここで勝つとは本当に思っていなかった。
波も、それほど素晴らしくはなかったし。必要とした素晴らしいパフォーマンスを出来なかった 。メル(バーテルス)も同じ気持ちだったと思うわ。でも最後に勝てて物凄く嬉しい」

ギルモアにとって、今回のゴールドコーストでの優勝は3度目(2005、2009、2010)。彼女はロキシー・プロ・ゴールドコーストでの最多優勝記録保持者となった。

「本当にリラックスしてやれたけど、同時にちょっとナーバスだった。そんな気持ちが混ざり合った感じだった」とギルモアが言った。「このイベントのディフェンディング・チャンピオンで、ディフェンディング・ワールド・チャンピオンとして、これに勝つというプレッシャーがあったから、優勝出来て本当に嬉しいの」

ギルモアは、ASPウイメンズ世界ランキング1位を維持し、今シーズンのセカンド・イベントに向かって進む。そして、レベルアップしたASPウイメンズ・ワールド・ツアーのガールズ・サーフィン集団は、彼女の前に立ちはだかる。

「本当にタフよ」とギルモアが言った。「彼女たちはハングリー。だから次のイベントでは、もっと集中して、よりハングリーになるはず。彼女(バーテルス)は、本当にプログレッシブ・マニューバーの方へ我々をプッシュしていて、彼女のアドバンテージとなるジャッジ基準を使っている選手だったわ。だから、次のイベントでは、間違いなく、そのサーフィンをしなければならないと思う」

イベントを通してジャイアントキラーの大あばれをしたバーテルスは、一新された活力と目標に向かってサーフィンをしていて、2010年における正真正銘の脅威に名乗りを上げた。

「本当に最高よ」とバーテルスが言った。「集中して、自分のベストを尽くしたけど、ファイナルで目的を遂げることができなかった。自分のサーフィンはいい感じだったわ。でもファイナルでは良い波を見つけることが出来なかった。でも、この結果は本当に嬉しい」

長年にわたって、ASPウイメンズのワールド・タイトル候補と言われてきた彼女は、自分自身のヘッドスペースを助けるため、2010年からコーチを雇ことにした。「精神的に苦労していた」とバーテルスが言った。「自分のサーフィン以外で助けが必要だったの。精神的な部分が多く、彼女(ナンシー・エマーソン・コーチ)は私が積極的でいるのを助けてくれて、ポジティブな感じで私を取り巻いて、皆がサポートしてくれている。それで自分を信じられるようになったの。いま自信を持ち始めているので、今年はいつもと違うメルがツアーで見れると思うわ」

2009年のASPウイメンズ・ワールド・ツアー、ルーキーオブザイヤーに輝いたココ・ホー(HAW)は、セミファイナルでギルモアに敗れはしたものの、ロキシー・プロ・ゴールドコーストで強烈なキャンペーンをスタートした。オープニング・イベントで3位に入ったココ・ホーは、今シーズンの世界タイトル候補のひとりとなった。

「今シーズンを良い形でスタート出来て本当に嬉しいです」とホーが言った。「私にとっては、ステフ(ギルモア)と一緒にスナッパーロックスでできるのは、本当に特別なんです。彼女は私に大きなインスピレーションを与える人なんです。そして、私はこのイベントにおける結果に満足です。次のベルズが楽しみです」

また、元ASPウイメンズ・ワールド・チャンピオン(2005)のチェルシー・ヘッジス(AUS)も3位入賞を果たし、ロキシー・プロ・ゴールドコーストでセンセーショナルな復活を見せたが、バーテルスとのセミファイナルで破れた。「自分のウェイブ・セレクションにちょっとがっかりしたわ」とヘッジスが言った。「ここでは良い感じでサーフィン出来ていたのに、今朝は本当にリズムを掴めなかった。本当に残念だけど、どんまいどんまい!次のイベントを楽しみにしている」

2010年のASPウイメンズ・ワールド・ツアーの次のコンテストは、2010年3月30日から4月5日までベルズ・ビーチで行われるリップ・カール・プロ。こちらのリポートもお楽しみに。


ロキシー・プロ・ゴールドコースト・結果:

優勝:ステファニー・ギルモア(AUS)12.40
2位:メラニー・バーテルス(HAW)10.35

ロキシー・プロ・ゴールドコースト・セミファイナル:
SF 1:ステファニー・ギルモア(AUS)16.00 ココ・ホー(HAW)9.17
SF 2:メラニー・バーテルス(HAW)13.00 チェルシー・ヘッジス(AUS)10.30

ASPウイメンズ・ワールド・ツアー・トップ5(ロキシー・プロ・ゴールドコースト後)
1、ステファニー・ギルモア(AUS)
2、メラニー・バーテルス(HAW)
3、ココ・ホー(HAW)
3、チェルシー・ヘッジス(AUS)
5、シルヴァナ・リマ(BRA)
5、ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)
5、サリー・フィッツギボンズ(AUS)
5、レベッカ・ウッズ(AUS)


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