12-15フィートでVOLCOMパイプラインプロ開始(1/29)

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ASP WQS5スターイベント/VOLCOM パイプラインプロ

2010年1月23日- 2月5日 パイプライン、ノースショア、ハワイ

12-15フィートでVOLCOMパイプラインプロ開始(1/29)

オブライエン、マチャド、ウォルシュ、ヒーリーは素晴しいサーフ・ショーを行った。

488.jpgJamie O'Brien, Photo: Baker/ASPHawaii


日本の脇田貴之と松岡慧斗がラウンドアップ。

【パイプライン、ノースショア、オアフ 現地2010年1月28日】5日間のレイデイを経て、ついにASP-WQS5スターイベント「VOLCOMパイプライン・プロ」がスタートした。早朝にハワイアン・スケールで20フィート以上のピークに達した波は、素晴しいリズムでセカンド・リーフからブレイク。コンテストはラウンド2のヒート11までが行われた。

今日の素晴しいコンディションで行われたコンテストは、インターネットで150,000人以上のアクセスを記録。オアフ島のスリリングなパイプラインは世界中にウェブキャストされ、Volcomパイプライン・プロは一晩でASPで最も成功したサーフィン・イベントのひとつとなった。

賞金総額120,000ドルのASP-WQS5スターイベントであるVolcomパイプライン・プロは、世界最高峰のサーファーたちに開放されている。しかし殆どの場合、このショーのスターとなるのは、パイプのローカルとレジェンドと決まっている。

「パイプラインの毎日は、素晴らしい日々である。しかも、波が良いときは本当に素晴らしい」と今日のトップ・シングル・ウェイブとベスト・ヒートスコアをマークしたパイプライン在住のジェイミ・オブライエンが言った。オブライエンは、このワールド・クラス・ブレイクの2度のチャンピオンで、今日も思いのままにサーフボードを操った。

彼は僅か1ヒートで、今日のトップ10のウェイブ・スコアの3つを記録した。パーフェクト10と9.33を含む彼の2ウェイブ・ヒート・トータルは19.33ポイントだった。彼のパフォーマンスは、まさにマジック・ショー。深いバレルを呼び寄せて、ゆがんだテイクオフに耐え、マジシャンのようにボードを操りチューブ・ライディング・ショーを見せた。

「深いと分かっていた 」とパーフェクト10についてジェイミが言った。「レイトで、風が僕をトップにホールドして、それから降りたんだ。出来る限りの大きなボトム・ターンをして、レールをつかんで、高い位置を突っ走った。あまりに高いラインを行き過ぎたから降りて、フォームボールにヒットして弾んで、衝撃波に押し出された。強烈で最高だったよ」

そのオブライエンと同じヒートにいたオーストラリアのアンソニー・ウォルシュも、パーフェクトなチューブ・ライドを手に入れた。レノックス・ヘッド出身の26才のウォルシュは、今日のような日のために毎冬オアフのノースショアで生活している。「本当に神経がすり減ったよ」とウォルシュが言った。

「冬の間ずっとここでサーフィンをして、こんな最高の日が来れば、上手くやりたいもんだよね。でも、ちょっと悪いスタートだったかな。ライトにいったらダメで、レフトもダメ。そしたらジェイミが小さめの波を狙えって言ってくれたんだ。すぐにやってみたら9.6をゲット出来た。ジェイミに感謝だよ」

伝説的なパイプ・ライダーであるデリク・ホー(ハワイ)とロブ・マチャド(Ca)の二人は、非常に印象に残るサーフィンを見せた。デリクは、完璧なタイミング、ウェイブ・セレクションとポジショニングを見せ、マチャドは、本人の目の前で、ジェリー・ロペスのような、さりげなくクールでしゃれたフォームでパイプラインを滑った。

「本当に永遠のものだね」と長年にわたって多くの歴史的な瞬間を記録したマチャドが言った。「パイプラインは常にパイプラインであり、世界屈指の波の一つとして誰もがリスペクトしている」

今回日本から出場の堀口真平は、ラウンドオブ112をサーフボードを折りながらも1位通過。続いて行われたラウンド2のラウンドオブ96でもチャージしたが惜しくもここで敗退した。ここハワイで結果も残している堀口真平は、英語も堪能でインタビューに答える姿も日本の代表選手として誇らしい。

また昨年12月のエディでのチャージが記憶に新しい脇田貴之も日本のパイプマスターのひとりとしてエントリー。ハワイのイアン・ウォルシュに次いで2位で次のラウンドに進んだ。

ラウンドオブ96から出場の田嶋鉄兵と松岡慧斗は同じヒートを戦った。ノースナラビーンのASPプロジュニアで日本代表として奮闘していた松岡慧斗は、ヒート前半からチャージを繰り返し、チューブをメイク出来ないものの、果敢に突っ込みを見せ2位でラウンドアップ。一方、田嶋は緊張からか全く波に乗れず、4位で敗退してしまった。田中譲と小川直久は同じラウンドオブ96の最終ヒート16に登場予定になっている。ボルコム・パイプラインプロでの彼らの活躍に期待しよう。頑張れニッホン。

コンテストは残り2日で終了することができる。コンテストディレクターは2月5日までに最良の2日をセレクトして、コンテストを行う。

RESULTS:
Round of 96 (First 10 of 16 heats completed today)
1st & 2nd advance. 3rd=65th, 4th=81st
Listed in order of 1st through 4th; Hawaiian unless noted otherwise
H1: Jonah Morgan; Solomon Ortiz; Charlie Carroll; Liam McNamara
H2: Ian Walsh; Takayuki Wakita (JPN); Ricky Whitlock (USA); Oliver Kurtz (USA)
H3: Jamie O'Brien; Anthony Walsh (AUS); Ryan Briggs (USA); Josie Graves (PRI)
H4: Albee Layer; Marcus Hickman; Alejandro Moreda (PRI); Matt Mohagen (USA)
H5: Rob Machado (USA); Kawai Lindo; Jason Shibata; Kellen Ellison (USA)
H6: Kevin Sullivan; Devon Tresher (USA); Tyler Newton; Bobby Morris (USA)
H7: Nils Schweizer (USA); Landon McNamara; Ezra Sitt; Shinpei Horiguchi (JPN)
H8: Mark Healey; Clay Marzo; Mitchel Coleborn (Aus); Gavin Beschen
H9: David Wassell; Sean Moody; Ryah Arthur (USA); Jensen Callaway (USA)
H10: Danny Fuller; Keito Matsuoka (JPN); Billy Kemper; Teppei Tajima (JPN)
H11:Myles Padaca, Makuakai Rothman; Kalani Chapman; Daniel Jones

Round of 112
1st & 2nd advance, 3rd=97th; 4th=105th
H1: Jonah Morgan; Ian Walsh; John Irons; Dane Ward (USA)
H2: Jamie O'Brien; Marcus Hickman; Edrick Baldwin; Tom Dosland
H3: Kawai Lindo; Tyler Newton (USA); Randall Paulson; Ry Craike
H4: Shinpei Horiguchi (JPN); Mark Healey; Stephen Koehne; Keli Everett
H5: David Wassell; Billy Kemper; Felipe Cesariano (BRZ); Jason Frederico
H6: Kalani Chapman; David Giddings (USA); Aamion Goodwin; Mikey Bruneau
H7: Derek Ho; Sion Milosky; Keoni Nozaki; Kyle Garson (USA)
H8: Reef McIntosh; Kaupena Miranda; Rico Jiminez; Ronald Brown (CRI)


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