マキシム・ハセナットとローラ・エネバーが、ASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得(1/16)

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ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ fueled by Monster Energy

2010年1月9ー17日 シドニー、ノースナラビーン

mhbbgwjcwin10(scholtz)big.jpgPictured: Maxime Huscenot (REU), 17, your new ASP World Junior Champion! Credit: © ASP / SCHOLTZ



マキシム・ハセナットとローラ・エネバーが、ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップで優勝(1/16)

メンズは上位に3名のブラジリアン。優勝こそ逃したが圧倒的な強さを見せた。

【ノース・ナラビーン、ニュー・サウス・ウェールズ/オーストラリア(2010年1月16日土曜日)】オーストラリアのノースナラビーンで開催中の「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」が終了。2−3フィートのコンディションで行われたファイナルデイにおいて、メンズでは17歳のマキシム・ハセナット(REU)、ウイメンズでは18歳のローラ・エネバー(AUS)がASPワールド・ジュニア・タイトルを勝ちとった。

ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップにASPインターナショナル・ワイルドカードとしてエントリしたハセナットは、激戦のファイナルで絶好調だった19歳のジャドソン・アンドレ(BRA)を破り、ASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得した。

「これは僕の人生で最もビッグな一日です。全く信じられないです」とハセナットが言った。「ASP ワールドタイトルではなく、ただヒートに勝ったような気分です。本当に信じられません。ジャドソン(アンドレ)は本当に素晴しいサーファーで、全てのブラジル・チームのサーファーは、とても激しくリップしていました。自分が勝ったなんて信じられない。何て言ったら良いか分からないです」

今回のノース・ナラビーンでのイベントまで、インターナショナル・レベルでは、ほとんど知られていなかったハセナットは、世界の最もホットなアップカマーたちを下し、名声あるタイトルを獲得することによって、ワールド・サーフィン・ステージにその名を轟かせた。

「僕が、ここに来るような有名人でないことは分かっていました」とハセナットがいった。「僕が夢に見ることさえ出来ない物凄いエアリバースを決めて、ジャドソンはベストサーファーでした。でも僕は、ただ自分の出来る限りのサーフィンをして、ジャッジがそれを評価してくれたんだと思います。ここに立てるなんて夢にも思わなかった。

僕は10月に怪我をして、1ヵ月間サーフィンをすることができなかった。でも、それからハードにトレーニングして、ワイルドカードを手に入れることが出来たんです。そして、ラウンド4までをメイク出来れば、自分にとって最高のイベントになると思ってました。ASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得した初のフランス人になれて本当に嬉しいです」

2010年のASPドリームツアー・ルーキーで、ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップのナンバー1シード選手だったアンドレは、間違いなくイベントのフォーム・サーファーの1人だった。そして、絶えず非常にエキサイティングなエアリアルを実行して、エクセレントなスコアを記録した。しかし、筋金入りのグーフィー・フッターは、ファイナルの小さなライトハンダーで勢いに乗るハセナットを止めることは出来ず、2年連続で2位を強いられることとなった。

「一週間ずっと最高のサーフィンして、またもファイナルで達成できず残念です。」とアンドレがいった。「コンディションは難しかった。でもマキシム(ハセナット)は非常に良いサーフィンをしていました。でもオーケです。ここでの自分のパフォーマンスに満足で、初めてのワールド・ツアーを楽しみにしています」

また、ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップで最も若いコンペティターだったブラジルの16歳、ガブリエル・メディナ(BRA)は、ノース・ナラビーンで大成功を収めた。ヤング・グーフィー・フッターのメディナは、世界から賞賛を得るフォームを見せたが、彼のエレクトリック・エアリアル・レパートリーもアンドレとのセミファイナルでは十分ではなかった。

3人目のブラジリアンであるアレホ・ムニーツ(BRA)は、2009年のWQSで強烈なパフォーマンスを見せ、2010年のASPワールドツアーを惜しくも逃したサーファーだ。ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップでも注目を浴びた選手だったのは言うまでもないが、優勝したハセナットにセミで破れ、3位タイで終わった。

ウイメンズのジュニアタイトルは地元のローラ・エネバー(AUS)




メンズのファイナルが海外からの強力な選手をフィーチャーしたのに対して、ウイメンズのファイナルはノース・ナラビーン出身の選手が戦った。エネバーのホームタウンでの勝利は、ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップを通して彼女のサーフィンを目撃していたギャラリーにとっては、決して不思議なことではなかった。

爆発的なナチュラルなフッターは、ラウンドごとに絶えず最も高いスコアを記録した。そして、ファイナルで、猛烈なフォアハンドのアタックによる、いくつかのビッグスコアをマークしたエネバーは、アレッサ・クイゾン(HAW)(16)を大差で降した。

「ただ楽しみたかった。それを実行しただけです」とエネバーが言った。「ここは私のホームで、私に多くのサポートをしてくれている全ての友人と家族とともに、ここにいられて本当に最高です。これは自分の人生で最高の日です。永遠にホームでの優勝は私の夢です。そして、それを実行した今、言葉がありません」

ポーリーン・アドゥ(FRA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ニコラ・アサトン(AUS)、ジェシー・マイリー-ダイヤー(AUS)といった前ASPワールド・ジュニア・チャンピオンに加わったエネバーはいま、ジュニア・サーフィンで最も名声あるタイトルを手にし、彼女たちと同じ足取りでエリートのASPウイメンズのワールド・ツアーをフォローすることを望む。

「物心ついた時から、ワールドジュニアのタイトルを獲得することが目標でした。そして、今はただ楽しみたいです」とエネバーが言った。「今シーズンは楽しみたいです。ASPオーストラレーシア・プロ・ジュニア・シリーズに参加して、WQSイベントをスタートさせます。ゴールはドリーム・ツアーへクオリファイすること。でも今年は楽しみたいですね」

初めてノース・ナラビーンでイベントに参加し、サーフィンしたにもかかわらず、ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップにおけるクイゾンのパフォーマンスは、見事なものだった。パワフルなフォアハンドとバックハンドのアプローチは、クイゾンのサーフィンがワールドレベルであることが証明された。しかし、ヤング・ハワイアンはファイナルでリズムを見つけることができなかった。

「自分のパフォーマンスには満足です。そして、すべてのサポートをしてくれた両親とレイノスコーチ(ヘイズ)に感謝したいです。みんなの強力があったからなし得たことです」とクイゾンが言った。「今日の午後の波は本当に難しかったです。コンディションで苦労しましたが、最善を尽くして結果に満足です」

ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップのファイナルを戦ったハセナット、アンドレ、エネバー、クイゾンは、今シーズンのASPーWQSで優先的なシーディングを与えられる。そして、すべてのASPーWQSイベントのセカンド~ラストシードラウンドのスポットを与えられる。

ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・

ファイナル結果(メンズ):
優勝:マキシム・ハセナット(REU)14.17
2位:ジャドソン・アンドレ(BRA)13.60
セミファイナル結果:
SF 1:ジャドソン・アンドレ(BRA)15.06 ガブリエル・メディナ(BRA)14.77
SF 2:マキシム・ハセナット(REU)15.56 アレホ・ムニーツ(BRA)14.27
クォーターファイナル結果:
QF 1:ガブリエル・メディナ(BRA)9.66 クレイ・マルゾー(HAW)1.60
QF 2:ジャドソン・アンドレ(BRA)14.27 スチュアート・ケネディ(AUS)12.36
QF 3:マキシム・ハセナット(REU)15.50 ナット・ヤング13.10(アメリカ)
QF 4:アレホ・ムニーツ(BRA)14.73 グランジャー・ラーセン(HAW)14.07

ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ファイナル結果(ウイメンズ):
優勝:ローラ・エネバー(AUS)18.33
2位:アレッサ・クイゾン(HAW)11.10
セミファイナル(ウイメンズ):
SF 1:ローラ・エネバー(AUS)17.33 ジョアン・デフェイ(FRA)9.84
SF 2:アレッサ・クイゾン(HAW)14.30ポーリーン・アドゥで(FRA)8.97




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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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