メインラウンドがスタート。厳しいコンディションでも素晴しいパフォーマンスが披露される。新井洋人が１位通過（1/11）

Pictured: Wiggolly Dantas (HAW), 20, was a standout in today’s Billabong ASP World Junior Championships fueled by Monster Energy. Credit: © ASP / SCHOLTZ

【ノース・ナラビーン、ニュー・サウス・ウェールズ/オーストラリア（2010年1月11日月曜日）】コンディション不良のためキャンセルとなっていた、オーストラリアのノースナラビーンで開催中の「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」は大会３日目。昨日のコンディションから若干上向いて、本日は１−２フィートのコンディションで、ウイメンズのラウンド１からスタート。続けてメンズのラウンド１が行われ、ヒート８までが終了した。

強豪揃いのなかで、一際輝いていたのがブラジルのウィゴリー・ダンタス。20歳のウィゴリー・ダンタス（BRA）は、パーフェクトなバックハンドを披露し、14.66という今日の最高得点をスコアした。「波はけっこう厳しいよ。でも、ライトハンダーはレフトよりラインナップしていた。サーフボードがかなり調子が良いから気分は最高だ」とダンタスが言った。ブラジリアンは過去10回のASPワールド・ジュニア・タイトルのうちの4回を獲得しており、ダンタスはこれまで最も強烈なASP南米チームの先頭に立つ。

「もちろん、ASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得することは、素晴らしい名誉だよ」とダンタスが言った。「パブロ（パウリーノ）とエイドリアーノ（デ・スザ）はブラジルの素晴らしいインスピレーションになっている。そして、彼らをフォローすることが、みんなの目標なんだ。ここには多くの素晴しいサーファーが集まっているから、タイトルを獲得することは、ビッグチャレンジなんだ」

もうひとりの目立ったサーファーは、オーストラリアチームの１８歳、ギャレット・パークス（AUS）。彼は、ヒート終了間際に未来的なバックハンドのショービット・エアリアルを決め、今日の最高シングル・ウェイブ・スコア8.00を叩き出して、ラウンドアップを果たした。

「本当に最高だよ」とパークス。「ヒートの全体を通して、スコアを出せなくて苦しんでいたんだ。最後の最後まで良いランプを手に入れることが出来なかった。最後の波で逆転することは最高に気分がいいね。この街の人たちは、オージーが優勝するのを望んでいる。どうなるかは見てのお楽しみだよ」

メンズのコンペティションが再開するとき、オーウェン・ライト（AUS）、クレイ・マルゾー（HAW）、ライアン・カリナン（AUS）といった選手が登場する注目のヒートからスタートする。

ラウンド１が終了したウイメンズでは、下馬評通りの選手が活躍を見せた。なかでも１４歳の時にUSオープンで優勝しているハワイの１６歳、マリア・マニュエル（HAW）が素晴しい演技を見せた。また、地元ナラビーンの１８歳、ローラ・エネバー（AUS）も地元の大声援のもとラウンドアップを果たした。

一方、昨年のタイトル保持者であるフランスのポーリーン・アドゥ（FRA）は、敗退しルーザースであるラウンド２へ。「良い波を捕まえるのが難しかった。これより、良い波で試合をやることを望むわ。とにかくラウンド２を生き残らないと」アドゥがいった。

日本の代表選手は、新井洋人、松岡慧斗、仲村拓久未、大村奈央、橋本小百合が試合を行ったが、ラウンドアップを果たしたのは新井洋人のみ。他の４名はルーザースへ回った。そしてヒート１６に大橋海人、ヒート１５に加藤嵐が登場する。コンテストの模様はライブ中継されるので、彼らを是非応援して欲しい。今年も世界を目指して、頑張れ日本。

ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップは、ASPワールド・ツアーのコンペティション・フォーマットを採用して行われる、いわばワールドツアーの登竜門というべきコンテスト。そのうえ、このコンテスト上位入賞者には、ASPワールド・ツアーへの足がかりとなるWQSでのシード権も獲得出来る。





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