2010年1月9ー17日 シドニー、ノースナラビーン
Pictured: Gabriel Medina (BRA), 16, sent shockwaves throughout the world’s best junior surfers today, posting a near-perfect 19.57 out of a possible 20 in Round 3 of the Billabong ASP World Junior Championships fueled by Monster Energy.
Credit: © ASP / ROBERTSON
ブラジル強し。16歳のガブリエル・メディナ(BRA)はパーフェクト10でトップスコア。大橋、加藤、松岡はR2敗退(1/14)
【ノース・ナラビーン、ニュー・サウス・ウェールズ/オーストラリア(2010年1月14日木曜日)】オーストラリアのノースナラビーンで開催中の「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」は大会6日目。朝7時からボーイズのラウンド2のヒート1から再開。ラウンド3のヒート12までを行った。
キャンセルとなった昨日に比べ、サイドオンショアながら3−4フィートにサイズアップしたノースナラビーンで、ASPインターナショナルからのワイルドカードとして、ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップにエントリーしている16歳のガブリエル・メディナ(BRA)は、パーフェクトに近い19.57のヒートスコアでディーン・ボウエン(AUS)を下し、ラウンド4へ勝ち上がった。
「オーストラリアに来れて、このイベントで戦えるだけでもハッピーなんです」とメディナが言った。「このヒートに勝てて本当に嬉しいです。この調子でいきたいですね。これは最大のビッグイベントで、ここで勝つことはすべてを意味するんです」
桁外れのグーフィー・フッターは、フォアハンドのニュースクールマニューバーの集中砲火を爆発させ、いとも簡単にフィンを抜くエアリアルとパワフルなレール・サーフィンをブレンドして、ここまでのイベントで唯一のパーフェクト10ポイント・ライドをマークした。
「楽しい波で、自分のサーフボードは絶好調なんです」とメディナが言った。「このイベントは誰もが本当に良いサーファーなので、僕は次のヒートに集中しているだけです」メディナはコンペティションが再開するときコリー・アランバイド(アメリカ)と戦う 。
そして、2010年のASPドリーム・ツアー・ルーキーで、昨年のイベントで2位だったジャドソン・アンドレ(BRA)は、ブラジルチームのメディナにインスパイヤされ17.93をスコア。VZトライアル勝者のライアン・カリナン(AUS)をイベントから消し去った。
「ガブリエル(メディナ)は今日、気が狂っていたよ」とアンドレが言った。「ブラジリアンが本当に良い感じでサーフィンをしていて最高だよ。そして、このイベントで前進し続けることにエキサイトしてるんだ。ワールド・ツアー・シーズンが始まる前に、良いスタートを切りたいんだ。」アンドレはラウンド4でマキシム・ハセナット(REU)と戦う。
今日の日本選手は、ラウンド2に仲村拓久未、大橋海人、加藤嵐、松岡慧斗が登場。仲村拓久未は逆転に必要な8.47が出せず 、ナット・ヤング(USA)に敗退。大橋海人はクロスヒートを戦い、一発逆転の最後の波で勝負に出たが惜しくも破れた。加藤嵐も5.67が見つけられずにタイムアップ。松岡慧斗もここで敗退。チームジャパンの望みは新井洋人のみとなってしまった。コンテストの模様はライブ中継されるので、彼らを是非応援して欲しい。頑張れ日本。イベント主催者は、明朝、午前6時30分にファーストコールをする。
ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップは、ASPワールド・ツアーのコンペティション・フォーマットを採用して行われる、いわばワールドツアーの登竜門というべきコンテスト。そのうえ、このコンテスト上位入賞者には、ASPワールド・ツアーへの足がかりとなるWQSでのシード権も獲得出来る。
※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。