2010年3月30日-4月10日 ベルズ・ビーチ、トーキー、ビクトリア、オーストラリア
ルーキーたちがラウンド1をプッシュする(4/4)
パトリック・グダスカス(USA)
【ベルズ・ビーチ、ビクトリア/オーストラリア(2010年4月4日日曜日)】昨日より、ようやくスタートしたASPワールドツアー第2戦「リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・プレゼンテッドバイ・スニッカーズ」は、ウインディな2−3フィートのコンディションのなか、昨日行われたラウンド1の残り6ヒートのみを終了。強いオンショアの波を巧みに利用し、世界最高峰のサーファー達は、ハイパフォーマンス・エアリアル・サーフィンを披露した。
朝のオープニング・ヒートで目立っていたのは、2010年のASPワールド・ツアー・ルーキーのひとりであるパトリック・グダスカス(USA)。エアリアルとプログレッシブ・ターンのエレクトリック・コンビネーションで今日のベスト・シングル・スコアとなる8.77をマークし、大逆転でジョディ・スミスたちをラウンド2へ送り込んだ。
「その波はピークより深い場所だった。そして、本当に良いウェッジを持っていた」とグダスカスが言った。「ためらわずに、ビッグにやろうとしたんだ。ファーストラウンドの良いところは、やるだけやってみて成り行きを見守れる事。
ジョディ(スミス)は、このようなコンディションでも凄くて、どのようなコンディションでも対応出来るところが素晴しい。そして、ジェイ・トンプソンも最高さ。だから僕は何かをスタートさせたかった。実際のところ、あのヒートは、かなりスローなスタートだったからね」
ASPワールド・ツアー2年目のミシェル・ボウレズ(PYF)は 、ベテランのテイラー・ノックス(USA)と、ルーキーのアダム・メリング(AUS)を圧倒した。常にトップが入れ替わるシーソーゲームで、最後の波で勝負を決めたのがボウレズだった。
「スモール・スコアで逆転出来るのは分かっていた。だから、見えた最初の波を掴んだのさ」とボウレズが言った。「ブルーのジャージの選手がその波を捕まえると思っていたんだ。でも彼には遠過ぎた。だから、最後のチャンスと思って、その波でスコアをゲットしたんだ。
自分がやり慣れているものとは全く違うね。ホームでは常にウエットは必要なくて、常に暖かくて良い波がある。今日は良くなかったね。明日以降にコンディションが上向く事を望むよ」
ダスティー・ペイン(HAW)テクニカル・エアリアルとハイ・スピード・カーヴィングが未来的にブレンドしたサーフィンを見せる2010年ASPワールド・ツアー・ルーキーであるダスティー・ペイン(HAW)は、ヒート終了間際に大逆転で勝利を掴んだ。
「キーレン(ペロー)は最初から良い波を掴んで序盤のリードを奪った。それから、ベン(ダン)はステップアップして、その後トップに立った」とペインが言った。「沖で考えたんだ。ここのファーストラウンドで負けたくないって。だから最善を尽くしたんだ。ここで勝てたから、ほんの僅かだけど緊張がほぐれたよ。セカンド・ラウンドをスキップして、ラウンド3に勝ち上がれて嬉しいね」
イベント主催者は、明朝、午前6時00分に再びファーストコールする。
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:ラウンド2のヒートドロー
ヒート1:ビード・ダービッジ(AUS)対スチュアート・ケネディ(AUS)
ヒート2:C.J.ホブグッド(USA)対ガブリエル・メディーナ(BRA)
ヒート3:ボビー・マルチネス(USA)対アダム・ロバートソン(AUS)
ヒート4:ダミアン・ホブグッド(USA)対ネコ・パダラッツ(BRA)
ヒート5:デーン・レイノルズ(USA)対ブレイク・ソーントン(AUS)
ヒート6:ジョディ・スミス(ZAF)対マルコ・ポーロ(BRA)
ヒート7:テイラー・ノックス(USA)対トラヴィス・ロジィー(ZAF)
ヒート8:キーレン・ペロー(AUS)対タナー・グダスカス(USA)
ヒート9:ディーン・モリソン(AUS)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート10:カイ・オットン(AUS)対ネイト・ヨーマンズ(USA)
ヒート11:クリス・デーヴィッドソン(AUS)対ジェイ・トンプソン(AUS)
ヒート12:ダニエル・ロス(AUS)対アダム・メリング(AUS)
ヒート13:ケコア・バカルソ(HAW)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート14:ミック・キャンベル(AUS)対ドリュー・コートニー(AUS)
ヒート15:ジャドソン・アンドレ(BRA)対ルーク・マンロー(AUS)
ヒート16:ベン・ダン(AUS)対オーウェン・ライト(AUS)
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