タジ、パーコといったシード選手が消え、ルーキーが勝ち上がる(4/29)

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ASPワールドツアー第3戦/ビラボン・プロ・サンタカタリーナ

2010年4月23日-5月2日 インビトゥバ、サンタカタリーナ、ブラジル

タジ、パーコといったシード選手が消え、ルーキーが勝ち上がる(4/29)

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ジャドソン・アンドレ(BRA)

slater8520brasil10kirstin_l.jpg▲勝ち上がったスレーター【プライア・ダ・ヴィーラ、サンタカタリーナ、ブラジル(現地2010年4月28日水曜日)】ラウンド2までを終了した時点で、コンディション不良により延期を強いられていたASPワールドツアー第3戦「ビラボン・プロ・サンタカタリーナ」が再開。3-4フィートのクリーンなコンディションで、ラウンド3終了後、ラウンド4のヒート4までの全20ヒートを行った。

ブラジルで唯一のASP-WTイベントで、今シーズンの第3戦あるこのイベントは、2010年のSPワールド・タイトル・レースと、シーズン中盤で行われるトップ45が32名に絞られる生き残りレースに極めて重要な役割を果たす。そんな中でのルーキー達による今日の攻防は、今シーズンの全ての行く末を大きく左右する結果となった。

2010年のASPワールド・ツアー・ルーキーである20歳のジャドソン・アンドレ(BRA)は、今日のサーファー達のなかでも異彩を放ち、ベテランのグーフィー・フッター・ダミアン・ホブグッド(USA)をラウンド3で、ルーク・マンロー(AUS)をラウンド4で下した。

特に午後のヒートでアンドレは、あらゆるレフトの波で、焼け付くようなカーヴィングと多くエアを組み合わせた素晴しいパフォーマンスを見せ、8.0以上のスコアを4本もマークし、本日の最最高ヒート・トータル16.83を手に入れ、初のクォーターファイナル進出を果たした。

「波を乗り終えて、沖に出るためジェットスキーの後ろに乗るたびに、全てのギャラリーが大声援を送ってくれた」とアンドレが言った。「それは世界におけるベスト・フィーリングだね。波は本当に楽しくて。多くの波を捕らえ過ぎたけどOKさ。今夜はゆっくり休んで、明日のビッグフィニッシュに備えるよ」

世界ランキング13位でブラジル戦に入ったアンドレは、既にクォーターファイナルに勝ち進んだ事でランキングを上げている。そして、ミッド・シーズンでトップ32に絞られることを考えれば、それは重要な事実である。

「これは、全員にとって物凄く重要なイベントだね」とアンドレが言った。「誰もがタヒチで登録選手枠に残りたいはず。僕は今回の試合が自分のホームで凄く有利だったよ。切り捨ての事は考えないようにしている。自分のベストなサーフィンの事だけを考えているよ」アンドレは、クォーターファイナルで、ポリネシアのパワーハウス、ミシェル・ボウレズ(PYF)と戦う。

そのASPワールド・ツアー2年目のボウレズも、 本日の2ラウンドを通して際立ったパフォーマンスを見せ、ラウンド4でジョエル・パーキンソン(AUS)を、ラウンド3でキーレン・ペロー(AUS)を下した。

wright8418brasil10kirstin_l.jpg▲オーウェン・ライト(AUS)「いま全てが、自分にとってうまくいっている」とボウレズが言った。「ガールフレンド、家族、友人、すべてがいい感じなんだ。いま本当に良いボードを持っていて、強烈なサーフィンだと感じる。この時点で既に自分にはビッグな成績なんだけど、この調子で頑張りたいよ」

ボウレズの次の相手はブラジリアン・ルーキーのアンドレだ。「それはお互いにハード・ヒーだね」とボウレズが言った。「既にこれはツアーにおける僕のベストリザルト。彼も(ジャドソン・アンドレ)初めてのクォーターファイナルだ。彼が8ポイント台をいくつも出したのも見たし、サーフィンは絶好調だね。だからヒートはチャレンジだ。でも楽しみだよ」

世界ランキング9位のデーン・レイノルズ(USA)は、ラウンド4で昨年のイベントで2位のエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)を下した。前半からリードをしていたデ・スザを追いかける形になったレイノルズは、素晴しいバックハンドで8.33をスコアして大逆転で勝利を掴んだ。

「不思議だったよ。プライオリティーを持っていたのにエイドリアーノ(デ・スザ)は、僕にその波を与えたんだ。彼らしくないね」とレイノルズが言った。

「ちょっとコブがあったけど、良いラインを持った波だった。なんとか1回目のターンでフィンをリリースすることが出来て、それから良い感じでセカンド・ターンをして、上手くフィニッシュ出来た。彼とサーフィンするのはちょっと変な感じさ。だって、ビーチには彼の多くのサポーターが応援していて、彼等が僕に負けて欲しいのは見え見えだからね。まあ世の中そんなものさ」

レイノルズは、クォーターファイナルで前ASPワールド・チャンピオンC.J.と戦う。

2010年のASPワールド・ツアー・ルーキーのオーウェン・ライト(AUS)は、ビード・ダービッジ(AUS)を下し、ヒザの怪我をかばいながら今シーズン初のラウンド4進出を果たした。

「ラウンド4に勝ち上がれて本当に嬉しいよ」とライトが言った。「開幕から2戦とも16位というのは辛いね。僕のヒザは試合の前に100%ではなかった。だから試合に出れるかもはっきりしなかったんだ」

2度のASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)は、ネコ・パダラッツ(BRA)に対したラウンド3で圧倒的な強さを見せつけた。「彼がホームにいるとき、ネコ(パダラッツ)は手ごわい対戦者だよ」とファニングが言った。「彼は本当によく波を知っていて、その全てを彼のサーフィンに加えるんだ」


イベント主催者は、明朝、午前7時に再びファーストコールする。


ビラボン・サンタカタリーナ・プロ:ラウンド4

ヒート1:ジャドソン・アンドレ(BRA)16.83  ルーク・マンロー(AUS)10.83
ヒート2:ミシェル・ボウレズ(PYF)14.50 ジョエル・パーキンソン(AUS)7.43
ヒート3:デーン・レイノルズ(USA)15.16 エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)12.67
ヒート4:C.J.ホブグッド(USA)13.84 トラヴィス・ロジィー(ZAF)9.80

ビラボン・サンタカタリーナ・プロ:残りのラウンド4ヒート
ヒート5:ミック・ファニング(AUS)対テイラー・ノックス(USA)
ヒート6:オーウェン・ライト(AUS)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート7:ケリー・スレーター(USA)対クリス・デーヴィッドソン(AUS)
ヒート8:ジョディ・スミス(ZAF)対ロイ・パワーズ(HAW


オフィシャルサイト

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詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

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