サリヴァンはサンセットの手本を見せる。田嶋、堀口、田中譲はラウンドアップ（1/16）

Sullivan settles into the trademark stiff offshores and power of Sunset Beach Photo: Bernie Baker

【サンセット・ビーチ、ハワイ（現地2010年1月15日】ハワイ、オアフ島サンセットビーチでスタートしたASP-WQS1スターイベント「ダ・フイ・プレゼンツ・スポンサーミー・サンセット・オープン」。１スターのWQSイベントとは思えないほど、超豪華メンバーが顔を揃えた今大会は、波も６−８フィートのコンディションで大いに盛り上がりを見せた。

そんな中、ローカル・パワー・ハウスのパンチョ・サリヴァンは、今日の最高ヒート・スコア16.5を記録し、80名のコンペティターにハイレベルな基準をセットした。今回のイベントは強化された2010年のASPハワイ・ツアーの初戦で、賞金総額は10,000ドル。２日間で終わるイベントは、明日にも優勝者が決まる可能性がある。

ノースショア・ローカルのフレッド・パターチアとサニー・ガルシアは、サリヴァンとともにファイナルデイに残った。逆に思わぬ敗退を喫したのは、昨年11月のリーフ・ハワイアン・プロ・チャンピオンのジョエル・センティオ、サンセットの名人であるフリン・ノヴァクやカイ・バーガーたち。

サリヴァンは、激しいオフショアと、サンセット・ピークのバーティカル・ドロップを上手く併せて、今日の最高スコアをマークした。8.5と8.0のシングル・スコアから成る彼の2ウェイブ・トータルを勝るものはなかった。

「これは１スタートとは思えない人出だね。ただ一人だけ出場していないのはケリー・スレーターだ」とスレーターが今までに1スターに参加したことがあるかどうかと疑う前に、笑いながらサリバンがいった。「ホームにいて、このような波で争うことが夢なんだよ」

ASPワールド・クオリファイ・シリーズ・イベントは、1〜6スターまでグレードがあり、星の数が多くなれば、より多くのポイントと賞金が獲得出来る。しかし、このイベントが、世界中で最も望まれたサーフ・スポットであるサンセットで行われるということにより、1スター・レイティングにもかかわらず、多くの選手を引きつけた。

昨日40歳を迎えた元ワールド・チャンピオンのサニー・ガルシアは、サンセット・ビーチで26年目のサーフィンを始めるために戻ってきた。ガルシアは、サンセットやラインアップを共有したサーフィン界のスーパースターに少しもおびえる素振りを見せなかった19才のカウアイ・ルーキー、タイラー・ニュートンに次いで２位でラウンドアップを果たした。

「その子を最後に見たのは、10年か11年前カウアイに住んでいた時だと思う。彼はインサイドにいた小さい子供だった」とガルシアが微笑んで言った。「その時は、アンディとブルース（アイアンズ）とサーフィンに集中して、全く彼に注目していなかった」

日本の堀口真平と田嶋鉄兵、フロリダのニルス・シュワイツァーは、サンセットの冬のシーズンのピークでコンピートする機会を利用するために旅してきたサーファーだ。「多くのコンテストに参加するための旅はしない。日本でも全てのイベントに参加するわけではない。でも、本当にビッグ・ウェイブが好きなんです」と堀口真平が言った。彼はこれまで4度の冬で、このようなビッグウェイブを経験している。「我々は、このような波は日本で決してお目にかかれない！」

また日本からは、エディに出場した脇田貴之、田中譲も出場。ラウンドオブ６４を一位通過の堀口真平と田嶋鉄兵とともに田中譲もラウンドアップをしているようだ。

ESULTS:
Round of 80. 1st & 2nd advance. (Hawaiian unless noted otherwise)
H1: Eli Olson; Edrick Baldwin; Gavin Sutherland; Courtney Brown (AUS)
H2: Billy Kemper; Lance Gruver; Kevin Kapsky; Isaac Stant
H3: Chris Foster; Keoni Nozaki; Koa Ramos-Saunders
H4: Tyler Newton (USA); David Giddings (USA); Morgan Faulkner; Theo Niarchos
H5: Matt Bender (USA); Kaiwi Berry; Billy Choi; Nelson Sadoy
H6: Jeremy Johnston (USA); Kaupena Miranda; Dylan Kowalski; Laurie Towner (AUS)
H7: Kelii Everett; Adam Crawford; Koa Rothman; Gary Strahle (USA)
H8: Kekoa Cazimero; Jason Frederico; Brit Galland (USA); Cameron Carmichael (USA)

Round of 64:
First 13 heats surfed today. 1st & 2nd advance. (Hawaiian unless noted otherwise)
H1: Myles Padaca; Fred Patacchia; Killian Garland (USA); Eli Olsen
H2: Pancho Sullivan; Edrick Baldwin; Evan Duffin Barnes; Liam McNamara
H3: Billy Kemper; Jason Shibata; TJ Barron; Takayuki Wakita (JPN)
H4: Joe Tanaka (JPN); Charlie Carroll; Lance Gruver; Kai Barger
H5: Gavin Beschen; Love Hodel; Joel Centeio; Chris Foster
H6: Shinpei Horiguchi (JPN); Reef McIntosh; Flynn Novak; Keoni Nozaki
H7: Tyler Newton; Sunny Garcia; Jose Graves (PRI); Cheyne Willis
H8: Teppei Tajima (JPN); Keetin Devine (USA); Mikey Bruneau; David Giddings (USA)
H9: Solomon Ortiz; John John Florence; Chris Ward (USA); Matt Bender (USA)
H10: Hank Gaskell; Kevin Sullivan; Kaiwi Berry; Randall Paulson
H11: Nils Schweizer; Jeremy Johnston; Mason Ho; Andrew Bennett
H12: Alex Smith; Gavin Gillette; Kaupena Miranda; Ryah Arthur (USA)
H13: Daniel Jones; Ezra Sitt; Austin Ware (USA); Kelii Everett
Competition will resume with Heats 14-16 of this round.


※詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。