サーティーンス・ビーチで行われたラウンド2で閃光を発するサーファー達（4/6）

番狂わせを起こしたメディーナ【サーティーンスビーチ、ビクトリア/オーストラリア（2010年4月6日火曜日）】１２日間のウエイティング期間のうち８日が過ぎたＡＳＰワールドツアー第２戦「リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・プレゼンテッドバイ・スニッカーズ」。本日はメイン会場であるベルズが小さく、第2会場とされているジョハナもコンディション不良のため、会場を近くの 13thビーチへ移動。2～3フィートのコンディションでラウンド２の１６ヒートを消化した。

本日のベストヒート・スコアをマークしたのは、34歳のクリス・デーヴィッドソン(AUS)。インターナショナル・ステージにおけるベテランの彼は、27歳のジェイ・トンプソン(AUS)とのバトル・ロワイヤルにおいて、ラウンド２のフォームサーファーであることを証明した。

デーヴィッドソンのフォアハンド・アタックはスピードとラディカル性に関してダントツで、トンプソンを16.13対16.10で下した。「我々のヒートは波が良くなってきたんだ。ボトル（ジェイ・トンプソン）は良い感じでサーフィンをしていたので残念だね」とデーヴィッドソンが言った。

「彼のあのサーフィンなら、おそらく他のどのヒートでも勝てただろうね。でも、それがツアーなんだ。時には、そんなヒートを戦うことはある。勝ち上がれて嬉しいよ。順調な感じさ。残りのイベントが楽しみだよ」

ASPトップ45の選手は、今シーズンの第５戦後に32名に絞られることになっており、更なるプレッシャーが世界最高のサーファーにのしかかる。全ての選手は、エリートツアーのポジションを確実にするためシーズン序盤から結果を出そうと奮闘している。

「シーズンのスタートから勢いに乗れて嬉しいよ」とデーヴィッドソンが言った。「一年の中盤で３２位まで減らされるなんて、みんなプレッシャーだと思うよ。スナッパーでは９位で、ここではもっと良い成績を残せそうだよ」デーヴィッドソンはラウンド3でルーク・ステッドマン（AUS）と戦う。

現在、ASPランキング３位のボビー・マルチネス（USA）は、今回ローカル・ワイルドカードで出場している、昨年のこのイベントで２位だったアダム・ロバートソン（AUS）を破った。

「ロボ（アダム・ロバートソン）が正念場になると思っていたよ」とマルチネスが言った。「彼は素晴らしいサーフィンをする 。たとえどこに彼がいようとも。しかもここは彼のホームだ。昨年、彼は自分がどれほど危険な存在かみんなに証明したからね。そう簡単には勝たせてもらえなかったよ。波は小さいけど、コンテストには充分だね。でもコンディションが良くなる事を望むよ」

ブレット・シンプソン（USAリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチのワイルドカードである１６歳のガブリエル・メディーナ（AUS）は、イベント最大の番狂わせを引き起こし、ラウンド2で前ASPワールド・チャンピオン（2001年）であるC.J.ホブグッド（USA）（31）を破った。

「最高に嬉しいです」とメディーナが言った。「先日、リップカール・インターナショナルGromサーチ・ファイナルに優勝出来て、凄く自信が持てた。今日のコンディションは、僕のサーフィンに合っていたと思います。C.J.（ホブグッド）は物凄いサーファーで、これは僕のキャリアで最も大きい勝利です」メディーナは、ラウンド3で、２度のASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング（AUS）（28）と戦う。

2010年のASPワールド・ツアー・ルーキーであるブレット・シンプソン（USA）は、素晴らしい360度回転のアリーウープを決め、7.83をスコア。2009年ASPワールド・ツアー・ルーキー・オブ・ザ・イヤーのケコア・バカルソ（HAW）（24）を下した。

「ドロップインして、その波はかなり速く見えた」とシンプソンが言った。「２回ターンをするのは無理だと思って、アリーウープをやって僕の運を試したんだ。あれが出来る選手は山ほど居るよ。すべてはタイミングの問題だね」


イベント主催者は、明朝、午前7時00分に再びファーストコールする。

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ：ラウンド２結果

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド2は、起こる：
ヒート1：ビード・ダービッジ（AUS）13.16 スチュアート・ケネディ（AUS）12.06
ヒート2：ガブリエル・メディーナ（BRA）10.43 C.Jホブグッド（USA）9.84
ヒート3：ボビー・マルチネス（USA）15.24 アダム・ロバートソン（AUS）14.07
ヒート4：ネコ・パダラッツ（BRA）12.03 ダミアン・ホブグッド（USA）9.60
ヒート5：デーン・レイノルズ（USA）9.06 ブレイク・ソーントン（AUS）7.46
ヒート6：ジョディ・スミス（ZAF）12.23 マルコ・ポーロ（BRA）9.84
ヒート7：テイラー・ノックス（USA）13.67 トラヴィス・ロジィー（ZAF）13.60
ヒート8：タナー・グダスカス（USA）13.83 キーレン・ペロー（AUS）10.54
ヒート9：マット・ウィルキンソン（AUS）10.10 ディーン・モリソン（AUS）9.43
ヒート10：カイ・オットン（AUS）11.94 ネイト・ヨーマンズ（USA）5.60
ヒート11：クリス・デーヴィッドソン（AUS）16.13 ジェイ・トンプソン（AUS）16.10
ヒート12：ダニエル・ロス（AUS）11.56 アダム・メリング（AUS）9.83
ヒート13：ブレット・シンプソン（USA）13.66 ケコア・バカルソ（HAW）8.70
ヒート14：ドリュー・コートニー（AUS）12.84 ミック・キャンベル（AUS）8.27
ヒート15：ジャドソン・アンドレ（BRA）9.50 ルーク・マンロー（AUS）2.43
ヒート16：オーウェン・ライト（AUS）9.84 ベン・ダン（AUS）9.10

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ：ラウンド３
ヒート1：エイドリアーノ・デ・スザ（BRA）対ブレット・シンプソン（USA）
ヒート2：フレデリック・パターチア（HAW）対パトリック・グダスカス（USA）
ヒート3：カイ・オットン（AUS）対アンディ・アイアンズ（HAW）
ヒート4：タジ・バロウ（AUS）対マット・ウィルキンソン（AUS）
ヒート5：デーン・レイノルズ（USA）対ロイ・パワーズ（HAW）
ヒート6：ジョディ・スミス（ZAF）対オーウェン・ライト（AUS）
ヒート7：ダニエル・ロス（AUS）対ティアゴ・ピレス（PRT）
ヒート8：ミック・ファニング（AUS）対ガブリエル・メディーナ（BRA）
ヒート9：ジョエル・パーキンソン（AUS）対ネコ・パダラッツ（BRA）
ヒート10：エイドリアン・バカン（AUS）対ジェレミー・フローレス（FRA）
ヒート11：ボビー・マルチネス（USA）対ドリュー・コートニー（AUS）
ヒート12：テイラー・ノックス（USA）対ジャドソン・アンドレ（BRA）
ヒート13：ビード・ダービッジ（AUS）対タナー・グダスカス（USA）
ヒート14：クリス・デーヴィッドソン（AUS）対ルーク・ステッドマン（AUS）
ヒート15：ケリー・スレーター（USA）対ダスティー・ペイン（HAW）
ヒート16：トム・ホイッティカー（AUS）対ミシェル・ボウレズ（PYF）



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