ネクスト・レベルのスモールウェイブ・パフォーマンスが炸裂。橋本17位、大村9位(1/12)

サーフメディアは国内外の最新サーフニュースを発信。サーファー・コンペティション・ファッション・インダストリー・メディア事情など多彩な角度からホットなニュースを提供しています。

ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ fueled by Monster Energy

2010年1月9ー17日 シドニー、ノースナラビーン

owbbgwjcr110(robertson)big.jpgPictured: Owen Wright (AUS), 19, 2010 ASP Dream Tour rookie, sent shudders through the Billabong ASP World Junior Championships field today with an emphatic Round 1 win. Credit: © ASP / ROBERTSON



ネクスト・レベルのスモールウェイブ・パフォーマンスが炸裂。橋本17位、大村9位(1/12)


【ノース・ナラビーン、ニュー・サウス・ウェールズ/オーストラリア(2010年1月12日火曜日)】オーストラリアのノースナラビーンで開催中の「ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」は大会4日目。1−2フィートのコンディションで、ウイメンズのラウンド2からスタート。ウイメンズはラウンド3の8ヒートを行い、続けてメンズのラウンド1の残りの8ヒートが終了。スモールコンディションにも関わらず、素晴しい演技が披露された。

そんな中で、2010年のASPドリーム・ツアー・ルーキーで、今大会の優勝候補のひとりである19歳のオーウェン・ライト(AUS)が登場した。ライトは、ぶっちぎりのスピードとバックハンドのプロジェクションで完全にヒートを支配した。

いくつものハイスコアリング・ライドを決めたライトは、6.50と8.67をマークして、VZトライアル勝者ライアン・カリナン(AUS)とプログレッシブの天才、クレイ・マルゾー(HAW)を下した。

「コンディションはかなり厳しかったね。でも、ちょっとしたセクションを見つけられたみたいだ」とライトが言った。「壁になる波を見つけようとしていたんだ。自分のファーストターンはビッグではなかったけど、ダウンザラインでスピードを得ることが出来た。ありがたいことに、誰にもそのヒートでやられなかったけど、ダイレクトにラウンド3へ勝ち上がれて嬉しいよ」

2009年のASPオーストラレーシアのジュニア・シリーズで完璧な成績を残し、WQSでも3位になったライトは、はっきりとASPワールド・ジュニア・タイトル獲得への意思表示を見せた。「かなり、このイベントのためにトレーニングしていた」とライトが言った。「ポルトガル(リップ・カール・プロ・サーチ・イベントで)のワイプアウトから、週に4日、ジムに通ったのさ。かなりハードにやったんだ。だから体重も結構増えたし、うまく行ったと思うよ。

パーコ(ジョエル・パーキンソン)が、ASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得した最後のオージー。随分タイトルから離れているんだ。だから僕が取り戻したいんだ。でも、このコンペティションは誰にでもチャンスがある。オージーは最近少し不運だったけど、もし僕がそれを実行出来たら最高だよね」

19歳のアメリカチーム、ディロン・ペリーロは、2つの強烈なターンによってフォローされたエレクトリック・エアリバースで9.33をスコア。イベントのベストシングル・ウェイブ・スコアをマークしてラウンドへ勝ち上がった。

「2フィートで風が強くて、あれは毎日ホームでやってるかんじかな」とペリーロが言った。「どのようにベストスコアを手に入れたか、わからない。波があまり来なかったんだ。ただ良いセクションを見つけて、ダウンザラインでスピードを上げて、ちょっとエアをしたんだ。ジャッジに気に入ってもらえて最高だったよ」

ラウンド3が終了したウイメンズは、トップ16が出揃った。そのクオーターに残った16歳のアレッサ・クイゾン(HAW)は、昨年のイベント2位のベサニ・ハミルトン(AUS)を破る番狂わせを引き起こした。また、地元応援団の声援に応えたローラ・エネバー(AUS)(18)はラウンド3のオープニング・ヒートで優勝候補のひとりとされていたタイラー・ライト(AUS)(16)を下した。

「ラウンド3の相手がタイラー(ライト)とわかったとき、本当に残念だった」とエネバーが言った。「このイベントにオージーは3人しかいないの。だから自分たちはベストで望みたい。タイラーはリップしていたし、素晴しい記録を持っているの。だからヒートはハードになると思っていたわ。彼女は簡単に7ポイント出してくるから、ヒート中、ずっとビビってたの」

日本の代表選手は、昨日ヒートの行われなかったヒート16の大橋海人と、ヒート15に加藤嵐が登場。大橋は30分ヒートの残り5分まで1位だったが、最後に逆転されて3位となり、二人ともルーザースのラウンド2を強いられた。またウイメンズは、大村奈央がラウンド3へ生き残ったものの、そこで昨年のチャンピオンであるフランスのポーリーン・アドゥ(FRA)と対戦。善戦空しく敗退した、橋本小百合はラウンド2敗退で17位。大村は9位という成績で今大会を終了した。コンテストの模様はライブ中継されるので、彼らを是非応援して欲しい。今年も世界を目指して、頑張れ日本。

ビラボンASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップは、ASPワールド・ツアーのコンペティション・フォーマットを採用して行われる、いわばワールドツアーの登竜門というべきコンテスト。そのうえ、このコンテスト上位入賞者には、ASPワールド・ツアーへの足がかりとなるWQSでのシード権も獲得出来る。




aspjapan_logo_333.gif
詳細はASPジャパンサイトでもご覧になれます。

ASPコンテスト最新ニュース

wjc.jpg
オフィシャルサイト

コンテスト会場からのつぶやきリポート


▲シドニー近郊の波予報