2010年2月27日ー3月10日 スナッパーロックス、クイーンズランド、オーストラリア
大波乱の大会6日目。ケリー、ファニング、パーコが消えた(3/4)
デーン・レイノルズ(USA):(C) ASP/CESTARI
Quarter Finals Highlights - 2010 Quiksilver Pro Australia
【スナッパー・ロックス、クイーンズランド/オーストラリア(2010年3月4日木曜日)】2010年のASPワールド・ツアーの開幕戦である「クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト・プレゼンテッド・バイ・ランドローバー」は大会6日目。再び3-5フィートにサイズアップしたスナッパー・ロックスでラウンド4からスタート。いくつかの大番狂わせが起こる中、4つのクオーターファイナルまで行われ、セミファイナルの4名が決定した。
ASPカレント・ランキング10位のデーン・レイノルズ(USA)は、イベントがスタートしても、なかなかエンジンがかからずにいたが、クオーターファイナルで対戦した昨年のASP2位でディフェンディング・チャンピオンであるジョエル・パーキンソン(AUS)を片づけ、セミファイナル進出を決めた。
「ちょっと驚いたよ。ビーチまで歩いて行くとギャラリーの人たちが声援してくれたんだ」と、ある意味、ホームのパーコに対して、アウェイのレイノルズが言った。「やじられたりするんじゃないかと思っていた。でもそれは特別なものだった。あれは僕の人生で最大のヒートだったね。これまで、どんなコンテストにも優勝した事が無いんだ。だから、あのヒートは僕にとって、かなりビッグだった」
レイノルズは、パーコに対して常にポジティブに攻め、オープニング・ウェイブでは一連の猛烈なフォアハンド・アタックとフィン・フリー・マニューバーで9.27をスコア。更に、猛烈なフォアハンド・アタックからマジシャンのようにバレルをすり抜け、今日のベスト・シングル・ウェイブ・スコアとなる9.93でバックアップを決めた。結果、今日のベスト・ヒート・トータル19.20で圧倒的な勝利を収めた。
「凄く楽しかったよ。僕が望んでいた感じだね」とレイノルズが言った。「アウトでは時間を長く感じる。ビーチからも本当に良い波に見えたと思う。違う板に乗ったんだ。これが凄く良い感じで、自分のファーストヒートの時に使ったものだよ。ちょっとトリッキーに感じたけど、これに乗るのが2度目。今日は凄く良い感じだった」レイノルズは、セミファイナルでジョディ・スミス(ZAF)と戦う。
そのスミスは、ラウンド4で今日最大の番狂わせを引き起こした。そして、エレクトリック・サーフィンとスマートな戦術で、9度のASPワールド・チャンピオンであるケリー・スレーター(USA)を倒した。
「彼(スレーター)は、我々のスポーツのキングだよ。だから彼とヒートで戦って負けても気にならないって僕のマネージャーに前に言ったことがあるくらいさ」とスミスが言った。「ケリーと戦う機会はそれほど多くないと思うし、これは母へのもう一つの良いバースデープレゼントだと思うよ。昨日が母の誕生日で、いくつかのヒートを勝ち上がれて最高に嬉しいよ」スミスは、クォーターファイナルでも現在のASP世界ランキング3位のビード・ダービッジ(AUS)を下した。
現在のASP世界4位のタジ・バロウ(AUS)は、今日も大あばれを続け、セミファイナル進出を決めて、過去2ヵ月間の完璧なコンペティティブ・ランを続ける。昨年のパイプラインとバーレー・ヘッズで優勝し負け無しのバロウは、このイベントでも勝利を射程距離内に収めた。
「かなり良い感じだよ。良い勢いがある」とバロウが言った。「絶好調のフィーリングだね。本当に自分のボードが調子良いんだ。新しいサーフボードを選択したんだ。それが最高なんだよ。一体感がある」バロウはセミファイナルでボビー・マルチネス(USA)と戦う。
2度のASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)は今日、カイ・オットン(AUS)との激戦のラウンド4に破れた。
クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト・ラウンド4結果:
ヒート1:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)14.86 エイドリアン・バカン(AUS)14.50
ヒート2:タジ・バロウ(AUS)16.53 クリス・デーヴィッドソン(AUS)10.60
ヒート3:ボビー・マルチネス(USA)16.06 ダミアン・ホブグッド(USA)12.43
ヒート4:カイ・オットン(AUS)15.76 ミック・ファニング(AUS)15.57
ヒート5:ジョエル・パーキンソン(AUS)15.44フレデリック・パターチア(HAW)14.23
ヒート6:デーン・レイノルズ(USA)12.63 ダニエル・ロス(AUS)10.33
ヒート7:ビード・ダービッジ(AUS)15.97 キーレン・ペロー(AUS)9.17
ヒート8:ジョディ・スミス(ZAF)16.10 ケリー・スレーター(USA)13.17
クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト:クォーターファイナル
QF 1:タジ・バロウ(AUS)17.70 エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)14.40
QF 2:ボビー・マルチネス(USA)16.66 カイ・オットン(AUS)10.64
QF 3:デーン・レイノルズ(USA)19.20 ジョエル・パーキンソン(AUS)17.47 QF 4:
ジョディ・スミス(ZAF)14.10 ビード・ダービッジ(AUS)13.77
クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト:セミファイナル
SF 1:タジ・バロウ(AUS)対ボビー・マルチネス(USA)
SF 2:デーン・レイノルズ(USA)対ジョディ・スミス(ZAF)
ロキシー・プロ・ゴールドコースト・ラウンド3:
ヒート1:ココ・ホー(HAW)15.17 エミー・ドナホー(AUS)3.97
ヒート2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)16.33 ブルーナ・シュミッツ(BRA)14.84
ヒート3:レベッカ・ウッズ(AUS)14.60 ページ・ハレブ(NZL)11.08
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)16.00 タイラー・ライト(AUS)14.03
残っているロキシー・プロ・ゴールドコースト:ラウンド3
ヒート5:シルヴァナ・リマ(BRA)対リー・アン・カレン(FRA)、
ヒート6:チェルシー・ヘッジス(AUS)対ロザンヌ・ホッジは(ZAF)、
ヒート7:メラニー・バーテルス(HAW)対ジェシー・マイリー-ダイヤー(HAW)
ヒート8:ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)対カリッサ・ムーア(HAW)
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